昔から日本人に親しまれている俳句ですが、葡萄の季語はいつの季節に詠まれる俳句なのでしょうか。
俳句についてもいろいろと調べてみました。
俳句の葡萄の季語は?
葡萄は俳句の秋の季語です。
葡萄の季語を使った俳句には、黒葡萄天の甘露をうらやまず(小林一茶)・黒きまで紫深き葡萄かな(正岡子規)などがあります。
俳句とは?
俳句は、季節の風景やその時に感じたことを5・7・5の短い言葉で表現する詩で、世界最短の定型詩とされ十七文字(じゅうしちもじ)・十七音(じゅうしちおん)・十七語(じゅうしちもご)とも呼ばれております。
俳句の特徴は、5・7・5の17音を基本として、句の中に季節を表す季語を詠み込みます。
そして、17音を超えるものを字余り17音に満たないものを字足らずと言います。
また、句の途中や句末に句を切る働きをする、や・かな・けりなどの切れ字を置いて、さまざまな言いたいことを省略することで、読者は想像をふくらませて楽しむことができます。
俳句を詠む(作る)人を俳人と呼びます。
有名な俳人は?
江戸時代は、松尾芭蕉(まつおばしょう)・向井去来(むかいきょらい)・服部嵐雪(はっとりらんせつ)・森川許六(もりかわきょりく)・宝井其角(たからいきかく)・与謝蕪村(よさぶそん)・小林一茶(こばやしいっさ)、近現代は、正岡子規(まさおかしき)・河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)・高浜虚子(たかはまきょし)・臼田亞浪(うすだあろう)・種田山頭火(たねださんとうか)・荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)・尾崎放哉(おざきほうさい)・飯田蛇笏(いいだだこつ)・原石鼎(はらせきてい)・中塚一碧楼(なかつかいっぺきろう)・水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)・山口青邨(やまぐちせいそん)・高野素十(たかのすじゅう)・栗林一石路(くりばやしいっせきろ)・川端茅舎(かわばたぼうしゃ)・阿波野青畝(あわのせいほ)などがおります。
季語とは?
季語とは、俳句で季節を表すために詠み込まれる言葉のことで、新年・春・夏・秋・冬の5つに分けられます。
新年は1月1日~1月15日・春は1月~3月・夏は4月~6月・秋は7月~9月・冬は10月~12月です。
17音という短い俳句の中で豊かな情景を表現できるのは季語があるからです。
まとめ
俳句にはいくつかのルールがあるのが分かりました。
季節を感じながら俳句を詠むのも良いかもしれませんね。
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