ぶどうジュースがありますね。
ご存知の通り紫色をしています。
しかし、よく考えてみてください。
確かに、ぶどうは、外見は紫色をしています。
しかし、食べたときに中の身の色はどうなっているでしょうか。
紫色ではなく、薄い緑色をしていますね。
紫色なのは皮の部分だけです。
だとしたら、なぜブドウの実はほとんどが緑色をしているのに、ぶどうジュースは紫色をしているのでしょうか。
ぶどうの紫色について
そもそもぶどうの紫色は、外側の皮にしか付きようがないそうです。
熟す前のブドウの実は薄い緑色をしているそうですね。
そこに何かが働いて紫色になるわけです。
ぶどうの皮には、アントシアニンという成分があるそうです。
アントシアニンは、紫外線から植物を守る働きがあると言われていて、紫外線が一定時間強い刺激を加え続けると紫色に変化すると言われています。
このアントシアニンという成分が、ぶどうの皮を紫色にしているそうです。
ぶどうの実の中身が緑色なのについて
ぶどうの皮が紫色になるのはわかりましたね。
中身の色についてです。
元々熟す前のぶどうの実は薄い緑色をしているそうですね。
それがぶどうの本来の姿であり、中身を紫外線から守るために皮のアントシアニンが働いて紫色になるわけだそうです。
中身はアントシアニンが働く必要性がないので、変わらず緑色をしているそうです。
ぶどうの皮と中身の色が違うのはそのためだと言われています。
ぶどうジュースについて
ぶどうの実の色ができるメカニズムは何となくわかりました。
しかし、肝心のぶどうジュースはなぜ紫色なのでしょうか。
皮の色だけが紫でなぜジュースも紫色になるのでしょうか。
実は、原因はアントシアニンにあるのだそう。
アントシアニンは、周りに染まりやすい成分なのだそうです。
ぶどうを絞るときに、皮がついたままだと、アントシアニンの紫色の成分が中身の部分にまで浸透するそう。
だから、ぶどうジュースは紫色だと言われています。
ワインの例
いい例があります。
赤ワインと白ワインです。
赤ワインは、ぶどうの皮もつけたまま搾り取るそうです。
なので、皮の成分が中身にまで浸透して赤と呼ばれる色になると言われています。
逆に、白ワインは、皮をむきとった状態で搾り取るそう。
この場合、紫色の成分は身のどこにもなくなるので、白と呼ばれる色になるそうです。
例外は、元々薄い緑色をしているぶどうによってつくられた白ワインですね。
元々紫色の成分がないので、白ワインになりそうですね。
まとめ
ぶどうジュースの色が紫色になる理由もよくわかりましたし、ぶどうの色が紫色になるメカニズムもよくわかりました。
ぶどうの皮の色素によって、ぶどうジュースはいろいろな色になり得るのですね。
勉強になりました。
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