梨を皮ごと食べたことはありますか?多くのかたは、ザラザラしているし、皮に栄養なさそうだし・・・と、食べずに捨てていたのではないでしょうか。じつは、梨の皮には栄養があります。むしろ、梨は果肉よりも皮のほうに栄養が集中しています。ここでは、そんな梨の皮について、まとめてみました。

皮の注目すべき栄養

梨の皮には果肉同様、カリウムやアスパラギン酸などが含まれていますが、とくに注目すべき栄養がファイトケミカルです。梨の皮には、このファイトケミカルが含まれています。

ファイトケミカルとは「第7の栄養素」ともいわれ、最近、注目されている栄養素です。抗酸化作用にすぐれ、さらに抗炎症作用や抗ガン作用もあるといいます。「ファイトケミカル」とは、植物自身が病気や虫、紫外線などから身を守るために自ら作りだした成分です。ですから、野菜や果物の皮に集中しているのです。

そんな栄養豊富な梨の皮、これからは食べなきゃ損ですね。皮ごとすりおろしてカレーの隠し味や、千切りにして人参と一緒にきんぴらにしてみるのはいかがでしょうか。味にクセがないので、アイディア次第でいろんな食べ方が楽しめそうですね。

梨 栄養 ない 皮

皮がツルツルしていない理由

やっぱり梨はそのままで食べるのが一番だからと皮つきのまま食べると、ザラザラした食感が気になるかもしれません。皮の表面にある小さなブツブツが原因ですが、このブツブツ、何だと思いますか?

そのブツブツの正体は、果点コルクといいます。ワインで知られているコルクと同じで、中の水分を逃がさない役目をしてくれているのです。

梨は着果したての幼い実のころ、皮の表面の気孔で呼吸をします。しかし、実が大きく育つと、それにつられて皮の表面の気孔がこわれてしまいます。こわれたままではそこから中の水分が逃げてしまうため、果点コルクが中から栓をして防いでくれるのです。だから梨はみずみずしいのですね。

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まとめ

「梨の皮」にも栄養があるので、積極的に食べたいですね。ですが、果肉のシャキシャキ感を純粋に楽しみたいなら、ザラつきのある皮は果肉と別で食べたほうがよいでしょう。

 

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