みかんといえばビタミンCが豊富なことで有名ですよね。これは風邪予防になることで知られています。
ですがみかんの効能はこれだけではないのです。実は肝臓にも良いといわれているのはご存じでしょうか?
いつも食べる時に剥いて捨ててしまうアレにも秘密があるのですよ。
そこで今回は風邪予防だけじゃないみかんの驚きの効能について調べてみましたので、ご紹介します。
風邪予防だけじゃないみかん
生産地では和歌山や愛媛、静岡が有名ですが、それらのみかんは全て温州みかんと呼ばれるものです。
有名なビタミンCは、風邪予防はもちろんのこと、肌の酸化を抑えてコラーゲンの生成を促し、老化予防の効果まであるといわれております。
不足すると免疫力が低下したり、肌荒れが起こったりしてしまうので、女性は特に摂りたい栄養素だといえますね。
また、みかんの酸味であるクエン酸には疲労回復効果があり、ペクチンという食物繊維も含まれているため、便秘改善でお腹から健康になれるといわれております。
他にも、みかんの内皮やそれに付いている白い筋には、ヘスペリジンというビタミンPが含まれているのですが、これには毛細血管を強化する働きがあり、血圧が上がるのを防ぐ効果もあるそうです。
温州みかんが肝臓に効く?
肝機能障害を抑え、動脈硬化を防ぐ効果があるといわれているのが、みかんの外皮に多く含まれるβ-クリプトキサンチンです。
β-クリプトキサンチンはみかんのオレンジ色の色素で、特に温州みかんに多く含まれているといわれています。
みかん1個あたり1~2mgという量は、レモンやグレープフルーツの約60倍以上だとか!
農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)によると、静岡県浜松市の男女1073名を対象とした調査で、β-クリプトキサンチンの血中濃度が高い人は、2型糖尿病や非アルコール性肝機能異常症などの生活習慣病になりにくいことが明らかにされたそうです。
みかんをよく食べる人は、正常な肝機能を維持できそうですね。
1日何個食べればいい?
みかんが肝臓に良いのなら、どんどん食べないと!と思われるかもしれませんが、食べすぎると体を冷やし、稀に下痢を起こすこともあるので注意が必要です。
ビタミンCの1日の推奨摂取量は、成人で100mg。これはみかん2、3個で十分摂れる量になっています。
農研機構の調査でも、β-クリプトキサンチンの血中濃度が高い人は、1日3、4個のみかんを食べていたそうです。
適度に食べるようにするのがよさそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。毎日食べることで風邪予防にもなり、肝臓にも良いといわれるみかん。
なんとβ-クリプトキサンチンの効果は、2ヵ月も続くそうですよ。
みかんを大量に買ったけど飽きちゃったと腐らせる前に、毎日少しでも食べて健康な体を目指してみませんか。
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