現代病とも言われる生活習慣病である糖尿病ですが、現在日本では、316万人もの方が糖尿病を患っておられるということです。
また、世界的にも糖尿病患者数は爆発的に増えており、11人に1人の割合となっているそうです。
糖尿病では、やはりカロリー制限など、厳しい食事制限をされている方も多いと思われますが、
今回は、冬の味覚のみかんにスポットをあて、みかんの糖質についてや、果糖は糖尿病に良くないのかといった点を調べてみようと思います。
果糖は糖尿病に良くない?
果物は甘いのでカロリーも高いイメージがあるものですが、そうなのでしょうか。
果物の甘さは、果糖によるもので、果糖は砂糖の1.15~1.73倍の甘みを感じるそうです。
しかし、エネルギーは1gあたり4kcalと、他の糖と変わらないようです。
果物にはビタミンCや、カリウム、ペクチン、食物繊維などの色々な栄養素を含む食品です。
なかでも食物繊維は水溶性の食物繊維で、胃や腸内で糖質の消化、吸収のスピードを遅くする作用があり、結果急激な血糖値の上昇を抑制する効果があります。
カロリー制限中の人でも、効率よく栄養を摂ることが出来るので、果物はとても優秀な食品と言えます。
血糖値を上げる力を数値化したGI値を果物でみると、みかん33、いちご29、グレープフルーツ31、ブルーベリー34で、果物の8割方が低GI値でありますが、中にはパイナップルが65と、高めのものもあるので、注意しましょう。
日本糖尿病学会によると、糖尿患者の場合、みかんなら一日2個までとされています。
みかん1個の糖質は何gくらい?
みかんに含まれる糖質は、100g中11gで、みかんのサイズごとで見てみると、だいたい
大:13.4g、中:8.3g、小:5gとなります。
では、気になるカロリーはというと
大:54kcal、中:34kcal、小:20kcalとなります。
まとめ
みかんに含まれる果糖は、体内に吸収されにくく、食物繊維も豊富に含まれるため、血糖値を上げにくい果物であることが分かりました。
しかし、食べ過ぎは禁物ですので、特に糖尿病を患ってしまった方は、一日に2個までを守ってください。
食事制限中であっても、その中で美味しく、効率よく食事できると良いですね。
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