今回は桃の季語、そして桃を使った俳句を紹介していきます。
どのようなものがあるのでしょうか?
またどのような俳人が俳句を詠んできたのでしょうか?
桃の季語は?
まずは桃の季語についてみていきましょう。
季語とは
季語とはなにか知っていますか?
季語とは俳句、連歌などで春夏秋冬の季節を感じ表すため、その季節を示す語として使用されています。
昔は桃といえば花の方が俳句に使われていました。
しかし大正時代以降は桃の実も俳句に使用されるようになってきました。
食べるといった意味で俳句に使われています。
それまでは見て鑑賞する桃が俳句には使われてたようです。
桃の花は春の季語となっています。
桃の季語について
桃の旬は初夏です。
そのため季語は初夏であると思われがちですが、実は桃の季語は秋となっています。
そして桃の季語は桃の実、白桃、水蜜桃になります。
桃を使った俳句ってあるの?
桃の季語を使った俳句をみていきましょう。
どのような俳句があるのでしょうか?
俳句を紹介
・桃くふや羽黒の山を前にして
・病間や桃食ひながら李描く
日本の俳人として有名な正岡子規の俳句です。
どちらも桃が使われていますよね。
・水を出て白桃はその重さ持つ
・桃洗ふ双手溺れんばかりなり
・磧にて白桃むけば水過ぎゆく
・白桃や心かたむく夜の方
上から加藤楸邨、石田波郷、森澄雄、石田波郷の詠んだ俳句です。
桃の花を使用した俳句も多く詠まれています。
・煩へば餅をも喰はず桃の花
・船足も休む時あり浜の桃
松尾芭蕉が詠んだ俳句です。
・桜より桃にしたしき小家かな
・喰うて寝て牛にならばや桃の花
・商人(あきんど)を吼る犬ありもゝの花
・家中衆にさむしろ振ふもゝの宿
与謝蕪村が詠んだ俳句です。
歴史の教科書に登場し、名前を知っている有名な人たちが桃、桃の花を使って俳句を詠んでいます。
松尾芭蕉や与謝蕪村、正岡子規は特に有名ですよね。
まだまだ探せばたくさんあるようです。
桃を季語にした俳句は多く詠まれているようです。
昔から親しまれてきたんだなということが俳句を見て分かりますよね。
まとめ
桃についての知識が増えたでしょうか?
桃は俳句にも使われているんですね。
あなたも桃を季語にして俳句を書いてみてはいかがでしょうか?
俳句にハマるかもしれませんよ!?
お金がかからないので趣味としては最高ですよね。
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