桃は、その葉から皮、実、種にいたるまで、とても栄養のあるくだものです。

葉は、昔から「桃仁(トウニン)、白桃花(ハクトウカ)」と呼ばれ、漢方薬として重宝がられたそうです。

全く捨てるところかない桃ですが、桃が薬膳として、どの様な効能があるのでしょうか調べます。

薬膳について

桃 薬膳 効能

①薬膳の意味

・発症は中国、「中華料理」

・薬膳とは、3000年間の「東洋医学」から、「一人一人のからだ(体質)に合った大変栄養のある食物と生薬で作った料理」

※素早く個人の体を正常な働きに戻せる料理

・薬膳には、「四気」と「五味」がある

※四気:寒性、熱性、温性、涼性

五味:酸味、苦味、甘味、辛味、塩味

・薬膳には「和漢膳」という日本人の体に合った「日本式健康長寿」の料理がある

②和漢膳(薬膳)

・個人個人の体質に合った材料を使う

・カロリーの計算は基準ではない

・四季折々、旬の材料を使う

・・など

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桃の薬膳

・桃の四気:熱性、温性に属する(くだものでは珍しい)

・桃の五味:甘味と酸味を有する

・効能

(1) 気(エネルギー)と血(血液)を助け、疲れと夏バテからの回復

(2)腸に水分を行き渡らせ、乾くことによって起こる便秘の緩和

(3)血流を良くして、肌をきれい(きめ細やか)にする

(4)水分を行き渡らせることにより尿量を増やし、巡りを良くする

(5)体全身に水分を行き渡らせて、乾燥からかゆみや荒れを防ぐ

(6)水分を行き渡らせて、乾燥から喉を守る

(7)ほてりを静める

(8)寝汗による体力の消耗を防ぐ

・・・など、上記の様に考えられている様です。

まとめ

薬膳とは、私達がよく知っている「薬」中心の治療ではなく、自然界に目にすることができる食材を組み合わせて、体の内面から治して(整えて)いこうという考え方の様でした。

その考え方の中での桃は、「体を温める」という効能がある様でした。

桃に、「体を温める」という効能があることは、くだものでは大変珍しいそうです。

桃を食べることで体が温まれば、①活発に動ける様になる、②血流が良くなる、③体の巡りのリズムが整って、臓器が正常な働きになると、私達の生きていく上での「健康」を維持することにつながる訳です。

夏に美味しい桃に、これだけの大きな効能があることは、今回良く分かりましたし、特に女性には嬉しい効能の様でした。

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