いちじくには、たんぱく質分解酵素が含まれています。フィシンやアミラーゼ、リパーゼなどです。これらは消化を促進する酵素なので、食後のデザートに生のいちじくを食べると胃もたれを防ぐことができます。ですがこのたんぱく質分解酵素、手などにつくと、ヒリヒリとした痛みやかゆみがおきることがあるのです。

いちじくで痛み・かゆみがおきる原因は2つ

いちじくで痛みやかゆみがおきる原因の一つは、フィシンというたんぱく質分解酵素です。

いちじくを食べた後、口の中が痛くなるのもこのフィシンが原因です。手の皮膚や口の中の粘膜に反応して、ヒリヒリとした痛みがおきます。

このたんぱく質を分解する作用を利用して、いちじくの白い乳液をイボとりの薬として利用することもあるようですよ。

もう一つの原因は、いちじくの表面にうっすらと生えているうぶ毛です。このうぶ毛も手につくとかゆくなり、チリチリとした痛みがおきます。

いちじくを触るときのポイント

皮むきなどで長時間いちじくを触るときには、ぜひ手袋をつけましょう。皮膚の弱い人はとくに気をつけてください。

皮むきは指先を使うので、ぴったりとフィットする手袋がよいですね。

生で皮をむきながら食べるときにも注意が必要です。いちじくのうぶ毛が手や口のまわりにつかないようにしましょう。

いちじくの表面を軽く水でぬらしてから、塩で表面をやさしくこすって洗い流すと、簡単にうぶ毛がとれます。うぶ毛は最初に取り除いておくと安心ですね。

いちじく むき方 痛いかゆい

いちじくの簡単な皮のむき方

いちじくの皮は、バナナのようにヘタのところから手でむく方法が一般的ですね。ですがこの方法、思いのほか分厚くむけて、実が小さくなったことにガッカリするのではないでしょうか。

そこで、一度試してほしい方法があります。まずは、よく洗ってまるごと冷凍します。

しっかりと凍ったいちじくを、ボールに張った水につけながら指で丁寧にむきます。やさしく指をすべらせるだけでツルンとむけますよ。たしか、トマトにも同じような皮のむき方がありましたね。

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【まとめ】

うっかりして皮膚を痛めることのないよう、素手で触るときには注意が必要ですね。皮のむき方を工夫して、触る時間を短くしましょう。

 

 

 

 

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