世界のいちじく生産量は第一位がトルコ、次いで第二位がエジプト、第三位がアルジェリアとなっています。日本での収穫量第一位は愛知県ですが、和歌山県・兵庫県・福岡県もいちじくの名産地として有名です。

ここでは、和歌山県紀の川市と兵庫県川西市で栽培されているいちじくと、福岡で誕生した新しいいちじくとよみつひめについてまとめてみました。

和歌山県紀の川市の朝採りいちじく

紀の川市は、和歌山県の北部にある人口約6万人の市です。果物の栽培が盛んで、いちじく・いちご・桃・柿・キウイ・八朔を栽培しています。どれも和歌山県内、第一位の生産量で、紀の川市はフルーツ王国です。

いちじくにおいては、全国の市町村別生産量でも第一位です。紀の川市は温暖で栽培に適しているため、とても甘く香りの良いいちじくと評判です。地元のレストランやケーキ屋でも人気の高いいちじくで、とくに朝採りのいちじくは最高だそうですよ。

紀の川市の農家さんは、朝4時から収穫する朝採りにこだわっています。気温が上がってからの収穫だと傷みやすいためですが、一番おいしい状態で食べてもらいたいという愛情を感じますね。

朝採りしたいちじくを、そのまま発送してくれる産地直送の通販も人気です。

兵庫県川西市の特産品朝採りの恵み

川西市は、兵庫県の南東部にある人口約16万人の市で、桃やいちじくの栽培が盛んです。いちじくの栽培の歴史はとても古く、桝井(ますい)ドーフィンは、この川西市で栽培がはじまりました。そして、愛知・神戸・和歌山などに広がっていったのです。

桝井(ますい)ドーフィンは国内でもっとも多く栽培されているいちじくで、川西市の出荷量は神戸の次に多く、兵庫県内で第2位です。

平成27年に、桝井(ますい)ドーフィン栽培90周年」を記念して、川西市がいちじくの愛称を募集しました。川西市のいちじくは、一番おいしい完熟のいちじくを早朝から収穫することにこだわりをもっています。

そのことから、愛称は朝採りの恵みに決定しました。朝採りの恵みは、収穫後すぐに市場に出荷され、その日のうちに店頭に並びます。

いちじく 和歌山 川西 とよみつひめ 旬

福岡で生まれたいちじく、とよみつひめ

とよみつひめとは、福岡で生まれたブランドいちじくです。福岡県の農業総合試験場で育成され、2006年に品種登録された比較的新しい品種です。栽培は、福岡県内のみ限定、とされています。

とよみつひめの旬は8月中旬頃~10月で、16~17度と糖度がとても高いのが特徴です。皮の色は赤紫色で、果肉はとてもジューシーです。完熟した状態ではマスクメロンによく似た味と食感が楽しめるといいます。一度は食べてみたくなりますね。

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まとめ

いちじくにも、いろんな産地と特徴があることを知りました。産地別に食べ比べをするのも、いちじくの楽しみ方ですね。

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