なんとなくですが…。冷凍された果物は、生のものと比べて栄養価が低くなるイメージがありませんか?しかし、調査の結果、そうではないことがわかりました。ここでは、いちじくの冷凍保存について、栄養面などからまとめてみました。
冷凍保存のメリットは長く栄養を保つこと
アメリカの研究機関で、生鮮品と冷凍品の栄養価の比較を調査した結果、2つの栄養価はほぼ同じでした。冷凍する前と後では、栄養価はほとんど変わらないことがわかったのです。
さらに、冷凍したほうが栄養価をそのまま低下させることなく、長期間保てることも報告されました。
冷蔵保存では、どうしても栄養が日に日に低下してしまいます。できるだけ栄養豊富なまま保存するには、新鮮なうちに冷凍を手早くすることです。
いちじくは傷むのがとても早いので、冷凍で栄養をそのまま閉じ込めた保存が最適ですね。
いちじくは皮ごと冷凍するのがオススメ
イギリスの大学がおこなった研究結果で、冷凍されたブルーベリーには、生のものよりビタミンC・ポリフェノール・アントシアニンが多く含まれていることがわかりました。冷凍することによって栄養価が高くなったのです。
いちじくの赤紫色の皮には、ブルーベリーと同じアントシアニンが豊富に含まれています。
いちじくも、ブルーベリーと同じ効果が期待できるのではないでしょうか。なので、いちじくは皮ごと冷凍をして、解凍後には皮ごと食べることをオススメします。どうしても皮を食べたくない場合は、凍ったいちじくを水にさらして皮を指ですべらせれば、簡単に皮をむくことができますよ。
解凍後は酵素が活性をとりもどす
18℃以下の冷凍庫では、酵素の働きがストップします。そのおかげで栄養価の低下もなく、長期保存ができるのです。が、この酵素、死んだわけではなく動きがストップしただけなので、解凍後にはまた、活発になります。
いちじくにはフィシンという酵素がたくさん含まれています。
フィシンには、消化を促進させる効果があり、胃もたれや二日酔いを予防するといわれています。
まとめ
いちじくの冷凍保存にはメリットがたくさんありますね。旬の時期にたくさん冷凍しておけば、栄養たっぷりのまま楽しめますね。
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