花粉症といえば、春になるものというイメージが強いと思うのですが、植物がある限り花粉からは逃れられません。
故に、実は一年中花粉があるのです。
そんな中、バナナが花粉症に効果的なのではないか?と研究が進められ、研究結果が出たというのです。
まだまだ研究の余地がある花粉症にバナナが効果的であるとされたこの問題。
その理由についてご紹介します。
バナナが研究された理由
そもそもなぜバナナが研究されるに至ったのかと言うと、バナナの持つ抗酸化作用、免疫力を高めることのできる効果に着目されたためです。
バナナにはビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールといった抗酸化作用を強く持つ栄養が豊富に含まれています。
抗酸化作用は美容にいいとも言われますが、アレルギーと戦う効果も持ちあわせているそうです。
また、オリゴ糖やマグネシウムなど腸内環境整える栄養も豊富なため、善玉菌がアレルギー物質に免疫効果を示して排除するのではということで着目されたそうです。
バナナが花粉症に効果的?
バナナが効果的だと言われる花粉症は全種類というわけでなく、今のところ実証されているのは春に猛威をふるうスギ花粉だそうです。
しかし、スギ花粉は今や4人に1人はスギ花粉症だというぐらい有名な花粉になりますので、バナナがスギ花粉効果的であるとすればすごい話です。
1日にバナナを2本ずつ食べ続けるという研究を、スギ花粉飛散前である1月下旬前から始め、定期的に血液検査を行いながら経過を見ていたそうです。
すると3月下旬のスギ花粉大量飛散の頃のアレルギーテストには、花粉症の全症状は抑えられないが、全体的に症状が軽く、中でもくしゃみは随分と抑えられたという研究結果が出たそうです。
この研究では「35歳以下の男性」にもっとも効果が出ましたが、女性には全く聞かないというわけではなかったため、今後の研究に期待が持てそうです。
例外も・・
花粉症の種類について触れましたが、実はバナナの花粉症対策には大きな欠点があることもわかっています。
それは、秋頃に猛威をふるう「ブタクサ花粉症」。
ブタクサ花粉症については、バナナは無力どころか悪影響を及ぼしかねないとされています。
バナナはアレルギー物質でもあり、食べたら喉に違和感やイガイガするといった症状が出る方もいると思います。
ひどくなると喉が痛くて飲み込めないという人や、アナフィラキシーショックを起こす人もいるそうです。
なぜブタクサ花粉症の方にバナナはダメなのかというと、バナナのタンパク質の構造とブタクサ花粉症の原因物質の構造が似ているからと言われています。
そのためアレルギー物質と勘違いしてしまい、本来スギ花粉よりも症状が軽いはずのブタクサ花粉症が、重症化になってしまうそうなのです。
バナナアレルギーの人は無理して食べてはいけないということですね。
まとめ
今回はバナナが花粉症に効果的理由についてまとめてみました。
まだ研究途中だとはいえ、35歳以下の男性にとってはすごく朗報なバナナ効果ですね。
今後も研究が進んでもっと花粉症に効く薬などの開発や、効果的なバナナの食べ方などが見つかることを切に願っています!
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