バナナと血糖値には意外な関係性があることをご存知ですか?
日本人の糖尿病のほとんどは、肥満や運動不足、過食といった不摂生が誘発させるタイプの糖尿病が多いのですが、70%以上は食事療法を行うことにより回復に向かう傾向にあると言われています。
今回は、糖尿病と血糖値のバナナとの関係性についてご紹介します。

バナナと糖尿病

糖尿病 バナナ 血糖値

平成28年の厚生労働省の調査の結果では、日本人の糖尿病を強く疑われる・糖尿病予備軍の割合は、男性28.5%、女性21.4%の割合だという結果が出ており、決して低い数字ではありません。
糖尿病患者に薦められるか否か、実はバナナは両極端な意見があるのです。
果物は血糖値の上昇が緩やかである食べ物ですが、バナナは糖質が果物の中でもトップクラスですよね。
「あんなに甘いのに、なぜ糖尿病にいいとされる意見があるのか?」そう思うことでしょう。
実は、バナナには血糖値を下げる効果があると言われています。

バナナが血糖値を下げる?

バナナに多く含まれる成分である「カリウム」には血糖値を下げインスリンの働きを助ける効果があるとされ、糖尿病予防にも役に立つと言われています。
また、カリウムには余分な塩分(ナトリウム)を尿に溶かし排出してくれるという効果も期待できます。
糖尿病を初めとした生活習慣病などの病気と腸内細菌は密接な関係があると言われていますが、バナナには腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖を多く含んでいます。
腸内環境を整えることは血糖コントロールをするための強い味方になってくれるようです。

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注意したいバナナの食べ方

バナナはやはり、糖分が含まれているため食べた直後は血糖値が上がります。
そこで、注意して頂きたいのはバナナの食べ方なのです。
バナナを食後に食べる人もいると思いますが、それは血糖値を大きく上げる原因になっている可能性があります。
バナナ自体には血糖値をゆるやかに上げることが特徴なのですが、ご飯やパン、じゃがいもなど、他の炭水化物と一緒にとることで胃の中で混ざり合うと、その特性は消えて急激に血糖値が上がってしまうそうです。
バナナを食べる時はバナナ単品で、血糖値の上昇に注意しつつゆっくりと時間をかけて食べるようにしましょう。

まとめ

今回は糖尿病と血糖値のバナナとの関係性についてまとめてみました。
日本人にも多くの糖尿病疑い・予備軍が隠れているということですが、バナナがいい働きをしてくれることがわかりました。
バナナは甘いので、糖質制限をしている糖尿病の人にとっても憩いの果物になってくれそうですね。
主治医と相談の上、食べすぎは気をつけながら糖尿病治療にバナナをとりいれてみてはいかがでしょうか?

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