スイカを食べている時に、ふと種の色に違いがあることを気づく瞬間がありますよね。
黒い種や茶色の種、白い種などありますが、黒くなる前の未熟な状態が白い種で、成長途中の種が茶色 なのかなと間違えて解釈してしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は種の色の違いには、明確な理由が隠れているそうなのです。
今回は、スイカの種の白、黒の違いはなぜかということについてご紹介します。
種の色に白や黒の違いがある理由は?
スイカの種は元々白色なのですが、ある理由により黒色に変化します。
それは、成長過程で受精して成長したか、受精しなかったかの違いなのです。
受精して育った種は綺麗な黒色に、受精しないで育った種は未熟な白色のままスイカの身が熟してしまうというわけです。
決して、成長すると勝手に白色から黒色に変化するわけではないのですよ!
白や黒以外の種は?
とはいえ、種の色は1種類だけではないですよね。
事実スイカを食べていると薄い茶色の種や色の混ざりあった種もあるわけです。
スイカの種をカットしてみれば実は理由がわかります。
黒色に近いものほど固く中に胚が詰まっており、白色に近い種ほど柔らかく中には胚が詰まっていません。
胚とは、我々の身体でいう受精卵のようなもので、発芽に必要となる全ての栄養分が胚に詰まっています。
受精することにより白い種は胚を作り出し、スイカの身の成熟が終わる頃には次の生命を宿した黒い種へと変化するのです。
我々が食べるスイカに黒に近い茶色の種などいろいろ混ざっているのは、まだ完熟途中の種子が多く含まれているためなのです。
実際に次栽培するための種を採取するには、我々が食べる状態になったスイカをなお、畑で生育させ続けて自然と割れる状態になるまで放置しておくことが一般的だそうですよ。
きっとその頃には成熟途中の種も綺麗な黒色になっていることでしょう。
まとめ
今回は、スイカの種の白、黒の違いはなぜかということについてまとめてみました。
スイカの美味しさに夢中になり、種の色は見逃しがちかもしれませんが、スイカの種の色には決定的な差があるということがわかりました。
豆知識として覚えておいて、誰かに披露するのもいいかもしれませんね!
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