昔からの言い伝えで「スイカの種を食べると盲腸になるよ!」という言葉を聞いたことはありませんか?
筆者もそう言い聞かされて育ってきた一人ですが、大人になった今、それが事実であるのかふと気になった人も少なくないのではないでしょうか。
今回は、スイカの種を食べることにより盲腸になるのかどうかについてご紹介します。
スイカの種を食べると盲腸に・・語源は?
昔から「スイカの種を食べると盲腸になる」という言葉がありますが、元々の語源はヨーロッパが発祥だとされており、スイカではなくブドウの種だったのだそうですよ。
ヨーロッパではブドウは種ごと食べるということが当たり前だそうで、盲腸になった際に便の固まったものと、ブドウの種を見間違えたことからこのようなことが伝えられることとなったそうなのです。
日本でもブドウの産地などでは種を出さずに食べる地域はありますよね。
スイカの種と盲腸の関連性は?
2017年現在でも、実はスイカ(ぶどう)の種と盲腸の関連性ははっきりと証明されていません。
しかし、盲腸になる原因が細菌によることが原因だということがわかっているため、99%は特に問題はないのであろう、ということで一応結論付けはされているようです。
スイカの種には栄養が詰まっているとは言われますが、スイカの種をそのまま食べたところで種を消化することはできないため、便となりそのまま排出されてしまいます。
そのまま飲み込んでも栄養にはならないうえ、スイカには種が多く入っています。
消化できない種が一時的だとはいえ大量に体内に貯まることになるため、あまり身体にいいこととは言えませんよね。
今でもスイカの種を食べると盲腸になるよ、と怒られるのは子供が果物の種を出さずに食べてしまうことを抑えるための教育の一環として伝えられていると考えて良さそうです。
まとめ
今回はスイカの種を食べることにより盲腸になるのかどうかについてまとめてみました。
実際にスイカの種が原因で盲腸になるといった事実はないですが、子供が急いで種ごとフルーツを食べないための方便として使われている可能性があるということがわかりました。
種を飲むこむことに関して特に利点はなく、害がないとも言いきれないため、大人もできる限りスイカの種は出した方がいいと推奨されているそうです。
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