スイカは確実に実を付けるために、人工授粉を行うのが一般的です。
ですが、人工授粉をしても失敗してしまう事もあるようです。
失敗する原因にはどんなことがあるのでしょうか?
また、雌花の寿命はどれくらいなのでしょうか?
ここではスイカの雌花についてご紹介します。
スイカの雌花
スイカの雌花は蕾の根元にスイカの元になる膨らみが付いているので、これで雄花と見分けるようにします。
スイカの子づるが伸びてくると、だいたい7~8節目に最初の雌花が付くそうです。
ですが、最初の雌花は未熟で、受粉不良を起こすことが多いそうなので、最初の雌花は摘み取ってしまいます。
最初の雌花のあとは、5~6節ごとに雌花が付くので、2番目以降に咲いた雌花に受粉をするといいようです。
スイカの受粉方法は?
受粉は早朝に行います。
遅くても朝10時までには受粉作業が終わるようにします。
これ以降になると雄花の花粉の質が悪くなってしまい、受粉の失敗率が上がってしまうそうです。
受粉方法で一番簡単で確実なのは、雌花に雄花を直接こすりつける方法です。
使用する雄花はその日に開花したものを選び、雄花を摘み取って、花粉を落とさないように花びらを取り除きます。
こうすることでおしべが露出し、めしべに花粉をつけやすくなります。
あとはおしべを雌花の中心にあるめしべにこすりつければ受粉完了です。
作業が終わったら、受粉した日にちをかいたものを、雌花の近くに括り付けておくと、収穫時期の判断に役立ちます。
スイカの受粉を失敗する原因は?
スイカは受粉しても、失敗してしまう事がるようです。
虫などによる自然受粉をしていると多いようで、受粉した時に花粉が付くのにムラがあると、受粉が失敗してしまうようです。
また、人工授粉をしても失敗してしまう事があるようです。
一番多いのは、受粉後に雨で花粉が流れてしまう事による失敗のようです。
受粉後に雨に雌花が当たると、花粉が流れてしまい、受粉に失敗してしまうようです。
雨の日に受粉する場合や、受粉後に雨が降るような場合は、雌花に大きな葉っぱやビニールなどをかぶせて、雨除けを作ってあげるようにしましょう。
また、人工授粉のときに、強くおしべをこすり付けてしまうと、めしべに傷が付き、受粉が失敗してしまう事もあるようです。
受粉をするときは、優しく行うようにしてください。
スイカの雌花の寿命は?
スイカの雌花の寿命は、雄花と同じくらいで、開花後3~4時間ほどになるようです。
ですので、受粉をするときは開花した日の午前9時ごろ、遅くても10時までには受粉をするようにしましょう。
まとめ
スイカの受粉は自然受粉でもできますが、人工授粉をすると着果率が上がるようです。
雌花の寿命は開花から3~4時間ほどしかないようなので、蕾が膨らんできたら毎日開花していないかを確認し、開花を逃さないようにしましょう。
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