ぶどうを食べ終わった種から育てられるってご存知ですか?
店先に並んでいるような、素晴らしいぶどうができるとは限りませんが、ちゃんと発芽して緑を楽しむことができるんです。
輸入雑貨のモチーフにもよくぶどうの葉が描かれていますが、葉っぱが美しいので緑のカーテンや紅葉も楽しめる素敵な植物なんです。
食べたらすぐまく?
ぶどうの種を食べ終わってそのまま土に埋めても、芽が出るかもしれません。
でもせっかくなら少し手をかけて、発芽の確立を高めてみましょう。
種を採ってそのまままくことを採りまきといいます。
この場合は食べまきですね。
普通は一定の寒さを経験してから発芽するので、芽がでるのは春になります。
でも、ぶどうの種は乾燥が苦手なので発芽するまで水をやり続けなければなりません。
芽がでれば世話もしたくなりますが、何もない地面に水をかけつづけるのはちょっと大変かも。
冷蔵庫で保存しましょう
そこで、お勧めするのは冷蔵庫で保存するという方法です。
湿らせた状態で春まで保存してからまきます。
ぶどうが発芽するためには冬の寒さを経験する必要がありますが、冷蔵庫で冬を経験しているので大丈夫。
発芽するまでの時間も短くなるそうです。
暖かくなってから芽がでるので、育てやすくもなります。
もし秋に種をまいて冬前に発芽したら、小さな苗は冬の寒さに耐えられません。
室内で管理することになりますし、寒いと成長も遅くなってしまうのだそう。
保存のコツ
種を保存するときの注意点をご紹介します。
まず種を洗ってください。
ぶどうの種の周りには発芽を阻害する物質があるのです。
だからしっかり洗ってぬめりを取りましょう。
この時、もし心配なら種子殺菌剤の溶液に漬けて種子消毒をしてくださいね。
種は乾燥に弱いので乾燥しないように濡らしたキッチンペーパーで包み、ジップロックなどに入れて野菜室で保管します。
種まき
種をまくときも湿ったままの状態でまくのが良いのだそうです。
地面に直接まいてもいいし、ビニールポットなどを使ってもいいでしょう。
土は栄養分のないパーライトや鹿沼土、新しい種まき用の土などを使います。
芽が出るまで乾かさないように注意してくださいね。
苗が大きくなったら、冬に定植します。
ちなみに自然界では、鳥や動物が実を食べて、やがて種がフンと一緒に排出されて発芽するというシステムになっています。
自然のサイクルはうまく出来ているのですね。
まとめ
ぶどうをコンパクトに仕立てるには鉢植えでの栽培がお勧めです。
鉢植えならベランダでも狭いお庭でも育てられますね。
露地に直接植えると大きく成長しますから、ぶどう棚やアーチを設置してもいいですね。
立体感のある素敵なお庭になりそうです。
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