鮮やかな赤いイチゴは、甘くて美味しそうに見えますし、購買意欲をそそられます。
しかし、赤く熟しているはずのイチゴが、たまに酸っぱいのは何故なのでしょうか?
今回は、そんなイチゴの色と甘さにまつわる情報をお伝えします。
温度や湿度の影響でイチゴの色が変わる
イチゴの着色には、温度や湿度が影響しています。
最近の研究では、昼間の温度は20度に設定し、夜間の温度は2度~10度にすると、着色の良いイチゴになると言われています。
また、湿度が高い環境で育ったイチゴは、着色不良果になる可能性が高いので、注意が必要です。
また、イチゴを日光に当てるよりも、熱媒体などを使用し底面から加温する方が、着色の優れたイチゴになるという研究結果もあります。
昼間の温度が20度、夜間の温度が2度~10度が適しているということは、マイナス気温にも達することのある、冬の季節の栽培には向かない果実だと言えます。
イチゴの色と糖度(甘さ)の関係
『イチゴの赤い部分は甘く、白い部分は甘くない。』
というイメージをお持ちの方は、非常に多いと思います。
私も、実際イチゴを食べてそう感じました。
しかし、イチゴの色と糖度は比例していないと知り、驚きました。
赤くても酸っぱいイチゴがある理由は、果実まで糖分が蓄えられていない状態だが、色付きが早く、熟していると誤って判断し収穫されたため、だと考えられます。
白くて甘いイチゴ?
白くて甘いイチゴがあると聞き、調べたところ、実際にそういった品種があり、びっくりしました。
とても大きく、種の部分が赤に近いピンク色で可愛らしかったです。
甘くて美味しいそうなので、是非一度ご賞味ください。
まとめ
イチゴの着色には、温度や湿度が影響しています。
色と甘さは比例していません。
赤く熟しているように見えるイチゴでも、甘くない場合があります。
逆に、白くて甘いイチゴも販売されています。
これは、品種改良によるものですので、一般的に販売されているイチゴの白い部分は甘くありません。
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