土を使わないクリーンなイチゴの水耕栽培は、今、注目の栽培方法です。
汚れないので室内でもイチゴが栽培でき、根に直接栄養をあたえるのでたくさんの実がつきます。
イチゴの水耕栽培のための費用
・イチゴの水耕栽培のための道具
イチゴを水耕栽培するための道具は、身の回りにあるものや自分の好みの容器で自作することもできます。
①イチゴを育てる容器
発砲スチロール、水槽などの容器。
ペットボトルを横にして、上部を切り落としたものでもできます。
②苗を支える土台。
厚めのスポンジ、スポンジを浮かせるための発泡スチロールが必要です。
③エアポンプ・エアホース
根に酸素を送ります。
魚の水槽に入れる小さなものでも使えます。
④綿棒、綿付き耳かき
室内では虫が来ないため受粉しません。
人工授粉が必要です。
⑤液肥
野菜用の液肥を使います。
・イチゴの水耕栽培のための費用
上記のように身の回りの道具を使えば、数千円で自作できますが、通信販売で、セットになったものを買うこともできます。
2500円ぐらいから、LED照明もセットになったインテリア風のものや、他の野菜にも使える本格的な野菜用水耕栽培セットまであります。
ただし、野菜用水耕栽培セットはイチゴには向かないものがあるので、購入店でよく確かめるのが良いでしょう。
水耕栽培は雨に当たらない場所で育てることが必要になります。
室内やベランダの庇の下が難しく、庭で育てる場合は、簡易的な小さなビニールハウスや温室を作る必要があります。
イチゴを水耕栽培するメリット
・無農薬でイチゴを栽培できる
イチゴを水耕栽培すると、土がないので草むしりなど雑草の心配がありません。
雑草の心配がないということは、虫が寄ってくることがありませんので、殺虫剤を使わなくてすみます。
イチゴが土由来の病気にかかることがないので、病気の心配がありません。
・狭いスペースでもイチゴを栽培できる
小さなスペースでも栽培できますので、日当たりがよければ一人暮らしのキッチンでもイチゴを収穫することができます。
・栄養管理が簡単
液肥を使うので、イチゴに肥料をどれぐらい与えているか、十分か不十分かがわかりやすくなります。
やりすぎは根腐れを起こしやすいので、十分に注意しましょう。
まとめ
イチゴの水耕栽培は費用も安く、メリットの大きい栽培法ですが、風通しや日当たりに左右されますので、育てる場所に気をつけます。
雨に当たらないように、ベランダに置く場合は庇の下に入れます。
肥料の管理がしやすいので、上手に育てると土壌栽培よりも多くの実が収穫できるのがイチゴの水耕栽培です。
虫がいませんので、開花したら人工授粉をお忘れなく。
自分で受粉した花からイチゴを収穫できると喜びもひとしおです。
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