さくらんぼは発芽率が低く、種から育てるのは難しい果物です。
しかし、苗から育てるなら、最初の発芽させるための苦労はかかりません。
では、苗から育てる場合、おいしい実をならせたいならどんな品種を選べばよいのでしょうか?
調べてまとめてみました。
関東以南であれば暖地桜桃がおすすめ!しかし…
さくらんぼは、寒冷地で育つ果物です。
ですので、関東以南であれば、暖地桜桃(だんちおうとう)という品種がおすすめです。
病気になりにくく、育てやすいのが特徴ですが、実がなったとき、酸味が強すぎ、それほどおいしい実はならず観賞用なのだそう。
暖地桜桃が育てやすい理由
暖地桜桃は、自家受粉する品種です。
つまり、花が咲いてから実がなるまでに、他の木から花粉をもらわなくても、自分の木の花粉で受粉できるために、実がつきやすいのです。
通常であれば、自家受粉できないので、2本以上木を育てる必要があり、育てるスペースも多めにとらなくてはなりません。
自家不和合性とは?
暖地桜桃と一部の品種以外は、自家不和合性といって、同じ品種同士の花では受粉できず、実がなりません。
ですので、さくらんぼは2品種以上の木を同時に育ててあげる必要があるのですね。
おいしい品種は?
定番で、おいしい品種は高砂(たかさご)が挙げられます。
相性の良い受粉木は、ナポレオンという品種なのだそう。
ナポレオンは、その名の通りヨーロッパで人気のある品種で、ジューシーで糖度が高く、佐藤錦など優良品種の親になっている品種なのだそう。
つまり、高砂とナポレオンを同時に育てて、ナポレオンに受粉させることで、おいしいさくらんぼがなるということですね。
しかし、主な産地は山梨などのさくらんぼの産地や、寒冷地に限られるようです。
まとめ
さくらんぼの苗の品種のご紹介と、選び方についてまとめてみました。
寒冷地であれば、おいしい品種も選び放題なのですが、関東以南であれば観賞用のさくらんぼである暖地桜桃を選ぶしかないようですね。
暖地桜桃は、自家受粉できるのでスペースをとらないといったメリットもあるので、そういった面ではおすすめできます。
以上、さくらんぼの苗の品種の選び方についてまとめました。
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