くだものには、必ずといってよいほど等級があります。

店頭では見る機会が少ないかも知れませんが、箱売りの場合には、箱のどこかに必ず等級が入っているものです。

等級は、文字通り「くだもの(作物)のランク」を示すものですが、その中でも「秀」というランクは、どの様な内容(レベル)を現わしているのでしょう。

調べてみます。

さくらんぼの等級

さくらんぼ 等級 秀

さくらんぼの等級は、かなり細かくランク分けされている様です。

・一般的ランク:上から「秀」、「優」、「良」、「無等級」

・「秀」のさらに上位:下(「秀」)から「特秀」、「秀選」、「特選」

各等級について

等級の決め方は、さくらんぼの実の色、形、大きさ、熟れ加減、傷などで決められる様ですが、県によっても多少の基準が違う様です。

例えば、実の色付きの割合でランクを分けるならば、次の様になるそうです。

・無等級:45%以下 →このさくらんぼは、加工用に回ることが多い

・良:45%以上

・優:45~60%以上

・秀:65~70%以上

・特秀・秀選・特選:75~80%以上

等級の「秀」とは

①該当するさくらんぼに対しての欠点の割合(程度)でランクが決まる

・大きな欠点:品種が違う、虫が付いている、傷がある・・・など

・軽い欠点:「大きな欠点」が軽いもの、奇形、そのほか目に付く軽い異常・・・など

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②等級の「秀」が表わすもの

・実の揃い具合:基準を外れた大きさのさくらんぼが紛れ込んでいない

・実の色の光沢:品種の特徴を現わす色の光沢がある

・程度の大きい欠点:混じらない

・程度の軽い欠点:ほとんど混じらない

・形:秀でている(特に優れている)

・日焼け:目立たない

・病気や害虫被害:被害を受けていない

・傷:切れ、穴、圧迫など

・そのほかの欠点:ほとんどない

・・・など

※秀とは、普段使いでも味や色つや、大きさなどが安定して、「外れることがない」ランクを表わしている様です。

まとめ

さくらんぼの等級(ランク)は、こまかに区別されていましたが、「秀」といえば、主に「進物用」や「間違いのないレギュラー品(安定した品質と安定感)」として扱われている様でした。

ですが、この等級は、育成地域、ソムリエ(個選)、出荷先の組合、農協などにより多少の違いがあり、極端に等級が離れていない限りは、自身の味覚や好みで判定した方が良い様です。

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