さくらんぼは、なぜ「さくらんぼ」と呼ばれる様になったのでしょう。
見かけるパック(包装)には、必ず「ひらがな」や「カタカナ」で書かれて、漢字表記を見たことがありません。
それから、さくらんぼの実と枝をつないでいる軸は何というのでしょう。
では、調べてみます。
さくらんぼの名称(由来)
「さくらんぼ」という名前は、とてもかわいい印象を与える呼び名です。
ですが、正式な名前は「桜桃(オウトウ)」といい、どうして「さくらんぼ」と呼ばれる様になったのかは、ここからは想像も付きません。
さくらんぼの由来について調べてみました。
・昔から、桜の実は「桜ん坊」と呼ばれていた
実桜(ミザクラ)の実を「桜の可愛い実」や「桜の実に親しみを込めた」など、「坊」が意味する「小さくて可愛い」を子供に見立てて呼んでいた
・お坊さんの丸めた頭に似ていた
さくらんぼの実のツルリとして、張りのある様子をお坊さんの丸めた頭に見立てて、お坊さんの「坊」を付けて呼んでいたが、いつの間にか「さくらんぼう」の「う」が落ちた
・「桜モモ」の発音が、なまって「さくらんぼ」になった
・実を意味する「桜のボボ」が「桜ボウ」に変わり、「さくらんぼ」になった
・・・など
さくらんぼの花や実と木をつなぐ部位(場所)
・さくらんぼの木の節の1つからは10本以上の軟らかい柄が伸び、その1本1本に花が咲くということです。
・その節を「花軸(カジク)=花だけを付ける場所」といい、たくさんの柄を「花梗(カコウ)」という様です。
・1つ1つの花を支える柄を「小花梗(ショウカコウ)」というそうです。
・小花梗が、実を支える柄に変わると「果梗(カコウ)」、あるいは「花柄(カヘイ)」と名前が変わるそうです。
まとめ
さくらんぼの由来を調べてみて分かったことは、昔も今も「さくらんぼは可愛い」というイメージが同じだったということです。
「坊」を使った呼び名は、ほかにも色々ありますが、たいてい小さくて可愛いモノに付けられますね。
さくらんぼは、私達がお花見をする時の桜とは違い、くす玉の様に密集して花を咲かせるということが分かりました。
その花は1つの節からたくさんの柄に支えられて伸びていました。
花全体を支えているものを「花梗」と呼び、1つ1つの花を支える柄を「小花梗」と呼ぶそうです。
また、その柄が、実を支える役目に変わると「果梗(あるいは「花柄」)」と名前が変わる様でした。
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