くだものは大きいほど見栄えも良く、迫力があり、贈っても贈られても印象に残るものです。
ですが、一方で「大きい(大粒)と大味(コクがなく薄い)」と聞いたことがあります。
さくらんぼに関してはどうでしょう。調べます。
さくらんぼの大きさ
さくらんぼは、品種によって大きさが違うことは分かっています。
ですが、手を加えず、育つがままにしておくと、実が小粒や奇形なども一緒に育ってしまう様です。
そこで、花が咲いて20日ほど経ち、小さな実が見られる様になる頃、間引きをするのが良い様です。
この作業によって、ほかの余計な実に栄養分がいくこと(取られること)を防いで、残した実を大きく育てることができるということです。
間引きが上手くいっても大きさに違いは出るもので、出荷の時点でランク分けされる様です。
さくらんぼの味
さくらんぼの味は、品種によって違うことは知られています。
さくらんぼが日本国内に入ってきてからずっと、食感(甘味と酸味のバランスの良さ)を重視して交配を繰り返し、品種改良されてきた様です。
大切なことは実が緑色から黄色に変わる頃に、乾燥した環境に置くのが良いということです。
また、同じ条件で育成された同じ品種のさくらんぼでも、一律な味にはならない様です。
さくらんぼの大きさと味の関係
さくらんぼの大きさと味の関係は、さくらんぼが日本国内に入ってきた当時からずっと今現在に至るまで、「大きいものは甘い」を定着させる研究と努力が続けられているそうです。
・一枝に密集して実を付けている場合は、間引きをすることで大きく実る
・秋に十分な手入れ(肥料を与える、つぼみを間引くなど)をすると大きく実る
・朝晩の気温差が大きいほど甘くなる
・実が色付き始める頃に土壌を乾燥気味にする
まとめ
さくらんぼの実を大きく育てるために1番大切なことは、「一枝に密集して実を付けたままにしてはいけない」ということでした。
さくらんぼは、同じ節から10個近くも実を付けるそうなので、それを2~3個になる様に間引くことで、ほかのさくらんぼに栄養を取られることを防ぎ、選ばれた実を大きく実らせるということでした。
また、味はできるだけ「朝晩の寒暖差が大きく」、実が色付き始める頃の「乾燥した環境」が大切だということでした。
さくらんぼは、自然の木に実るため、天候や温度などの環境に左右されやすく、まだまだ人間の力だけで完全管理できるだけの技術や環境が整っていないのが現状の様です。
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