ソメイヨシノといえば、あのお花見のシーズンに美しいピンクのさくらの花を咲かせてくれることで有名ですよね。
ソメイヨシノは観賞用のさくらであるためさくらんぼなんて成らないと思っている人は多いのではないでしょうか?
今回はソメイヨシノにさくらんぼは成るのか?
また、なる時期や食べられるのか?
という疑問についてご紹介しましょう。
ソメイヨシノはクローン?
ソメイヨシノとは、江戸時代日本の染井村で育成され売り出されたことにより広まったと言われています。
ソメイヨシノは自家不和合成が強くソメイヨシノ同志での受粉が出来ない品種だといわれています。
そのため、ほかの品種との交配で受粉することもありますが、これはソメイヨシノとは呼ばれず、別の品種のさくらになるのです。
そのため、ソメイヨシノを増やす方法として取られたのが、接ぎ木や挿し木の方法です。
親木となるソメイヨシノから枝を切りだし、根がつくまで育成していく方法で、これが、ソメイヨシノがクローンだといわれる理由です。
さくらんぼが成る木
私たちが普段食べている、あの香り豊かで可愛い実のさくらんぼは、食用でセイヨウミザクラとスミノミザクラの木からできた実です。
さくらんぼは、ソメイヨシノとは違い日本産ではありません。
古くは、古代ローマ時代トルコ周辺でできていたセイヨウミザクラの木をローマ人が母国に持ち帰り育成し広めたといわれています。
そして、日本に入ってくるのは明治時代北海道にドイツ人によって植林されたのがきっかけです。
さくらんぼは海外産、ソメイヨシノは日本産と産地が全く違うのですね。
ソメイヨシノはさくらんぼが成るのか?
そして同じさくらの木ですが、ソメイヨシノにはさくらんぼが成るのか?
という疑問になってきます。
上述でも述べたようにソメイヨシノは自分で受粉しません。
そのため、実をつけても育たない品種なのです。
でも、まったく実が成らないのではなく、実はなりますが黒く硬く小さい実がいくつもなります。
それは同じさくら同志さくらんぼにとても似ているため、思わず食べてしまいそうになりますが、食べても害はない代わりに全く美味しくありません。
苦く酸っぱくあのセイヨウミザクラの実・さくらんぼとは似ても似つかない味です。
実が成る時期は、痴呆によって違いますが花が散った後の5月後半から6月後半くらいだといわれています。
まとめ
ソメイヨシノの実はさくらんぼ?
また、その実は食べられるのか?
という疑問がありますが、同じさくら属のソメイヨシノですからその実はさくらんぼとはいいますが、セイヨウミザクラとスミノミザクラとは品種が違うため、さくらんぼのように美味しくありません。
また、実が成る時期は5月後半から6月後半くらいで、地方によって違ってきます。
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