さくらんぼを調べていく内に、日本全国のさくらんぼ収穫量1位は、80%近くを占める山形県だということが分かりました。
また、山形県は、毎年安定して収穫され、日本全国1位を守り続けている様です。
それを維持するのには、山形県の気候風土がさくらんぼに合っていたということも知りました。
山形県以外でさくらんぼを生産している地域はどこでしょうか。
調べてみます。
さくらんぼの種類と生産地
・佐藤錦:山形県、青森県、北海道
・紅秀峰:山形県、山梨県、青森県、北海道
・高砂:山梨県、山形県、長野県、新潟県、北海道
・ナポレオン:山形県、青森県、新潟県、山梨県、北海道
・南陽:北海道、山形県
・紅さやか:山形県、青森県、長野県、秋田県、北海道
・サミット:北海道
・月山錦:山形県、北海道、福島県
・豊錦:山梨県
・スタックゴールド:北海道
・山形美人:山形県、長野県、北海道
・香夏錦:長野県、山形県
・紅てまり:山形県、北海道、長野県
・・・など
調べてみると、北海道や東北地方でかなり多くの品種が育成されていましたが、どの品種も山形県が関わっていることでさくらんぼの生産量を伸ばし、総合的に山形県が1位を獲得している様です。
さくらんぼの生産量
さくらんぼの国内での総生産量は約2万tですが、国内での市場に出回る総数(供給量)の約30%は輸入さくらんぼとなっている様です。
国内での総生産量の主な産地は、次に通りになっている様です。
平成25年(約)
1位:山形県(13500t:75%)
2位:北海道(1410t:8%)
3位:そのほか(資料なし)
平成26年(約)
1位:山形県(14500t:76%)
2位:北海道(1430t:8%)
3位:山梨県(1190t:6%)
平成27年(約)
1位:山形県(13200t:73%)
2位:北海道(1950t:11%)
3位:そのほか(資料なし)
さくらんぼの生産量では、毎年、安定して山形県が1位を維持している様です。
こうして資料を見ていると、1位の山形県と2位の北海道は、不動の出荷量を誇っている様でした。
まとめ
さくらんぼは主に、北海道と東北地方で育成され、出荷されている様でした。
この地域に限られるのは、さくらんぼを育成するのに適した気候風土だからということです。
気になるのは、「国内での総生産量は約2万t」ということです。
これだけの生産量があるにも関わらず、店頭で見かけることは少ない様に思います。
それは、国内で生産(収穫)されるさくらんぼ、いわゆる国産が味や見た目から進物用や高級品として、デパートなど限られたところに卸されるからだそうです。
一方、海外産のさくらんぼはアメリカ産がほぼ100%ということですが、日本国内では、国内産と海外産のさくらんぼを区別して扱っているので、店頭では国内産よりアメリカ産のさくらんぼをよく目にするということの様です。
今のあなたにおすすめの記事