さくらんぼといえば、クリームソーダなどのジュース類に浮かんでいるか、アイスクリームなどのデザートの上に乗っているのを思い出します。
店先には、主に春に見かけますね。
種類も増えた様ですが、粒があんなに小さい割には、とても高価なイメージです。
さくらんぼには、どんな栄養素があって、どんな効能があるのでしょう。
調べてみます。
さくらんぼの栄養素(100gに対して)
さくらんぼは小さいですが、その中にはたくさんの栄養素が含まれている様です。
ただし、80%(=80g)ほどは水分で、あとの20%には、ブドウ糖を始めとする糖質と、私達人間に欠かせない栄養素が少ないながらも含まれているということです。
①国産のさくらんぼ
[アメリカ産の方が上回る栄養素]
・たんぱく質:1.0g
・炭水化物:15.2g
・カリウム:210mg
・カルシウム:13μg
・リン:17mg
・葉酸:38μg
・食物繊維:1.2g
[アメリカ産と同等の栄養素]
・鉄:0.3mg
[日本産の方が上回る栄養素]
・カロテン:94μg
・ビタミンC:10mg
・パルミチン酸:27mg
・リノール酸:27mg
・リノレン酸:26mg
②アメリカ産のさくらんぼ(アメリカンチェリー)
・たんぱく質:1.2g
・炭水化物:17.1g
・カリウム:260mg
・カルシウム:15μg
・リン:23mg
・鉄:0.3mg
・葉酸:42μg
・植物繊維:1.4g
・カロテン:20μg
・ビタミンC:9mg
・パルミチン酸:14mg
・リノール酸:14mg
・リノレン酸:13mg
③国産の方が上回る栄養素
・カロテン:カロテノイドの種類の1つ
・ビタミンC:体の免疫力を高めたり、風邪やガンの予防
・パルミチン酸:別称「ヘキサデカン酸」と呼ばれ、脂肪酸の種類の1つ
・リノール酸:体の中では決して作ることができない必須脂肪酸
・リノレン酸:体の中では決して作ることができない
・リノレン酸:リノール酸から作られる必須脂肪酸
④アメリカ産の特徴
・アントシアニン:目に良いとされる
※アメリカ産のさくらんぼには、決して「多く含む食品」としての名前は挙がりませんが、あの見た目の「赤色」がそれを象徴している様です。
さくらんぼの効能
一般的にいわれている効能は、次の様な症状や病気に良いとされている様です。
①高血圧症(予防と改善)
②貧血症(予防と改善)
③むくみを取る
④疲れを取る効果
⑤虫歯の予防
まとめ
調べた結果、さくらんぼは、国内産でもアメリカ産でも、小さな1個にバランス良く、たくさんの栄養素が入っている優れた果物でした。
さらに、低カロリーでもあるので、特に体重を気にする人には、もってこいの果物かも知れません。
さくらんぼの主な成分はブドウ糖などの糖分で、それは体に素早く取り込まれるそうです。
素早く取り込まれることによって、体の疲れを取ったり、食欲減退を改善したり、病気などからの回復を早めたりなど、様々な効果があるといわれているそうです。
一説には、「お見舞い品」としても、重宝されている様でした。
※①国産のさくらんぼ、②アメリカ産のさくらんぼ(アメリカンチェリー)の栄養成分
出典・抜粋:文部科学省 食品成分データベース
このデータベースは、文部科学省が開発したものであり、試験的に公開しているものです。
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