メロンを栽培するに当たり、いろいろな工程があります。
種まきや苗植えから始まり収穫までの間、それぞれのタイミングでそれぞれの作業が必要になりますよね。
そこで、摘心。
これは何のために行い、いつしてあげれば良いのでしょうか?
摘心って何で必要なの?
摘心は何かというと、野菜や草花の成長を促すために行う作業で、ピンチとか芯止めなどとも呼ばれます。
ほとんどの植物が、茎の先端にある芽を、茎の側面にある芽よりも優先的に成長させる性質を持っているそうです。
このため、放置しておくと先端の優先的に成長する芽だけが伸びてしまうため、茎の成長に養分を使ってしまいます。
その結果、先端の先にのみ花を咲かせるようになってしまうそうです。
摘心をすることで、縦方向ではなく、横方向への成長を促すことができ、草丈がコンパクトになる上に、側面の芽が成長してたくさんの花や実を付けることができるというわけです。
摘心はいつしてあげれば良いの?
メロンの摘心は、本葉が5~6枚になった状態、6月位と、子ヅル・孫ヅルがたくさん伸びてくる7月上旬頃の2回行ってあげると良いようです。
摘心はどうやれば良い?
最初の6月頃に行うときは、株の頂点を摘み取るように摘心を行ってください。
これは、草丈を制限し、子ヅル・孫ヅルの発生を促す目的で行います。
このときに子ヅルが既に生えている場合は、勢いの良いものを選び、2~3本位残して他のものは摘み取ってしまうと良いようです。
2回目の7月上旬に行うときには、本葉が20~25枚付いたまま子ヅルの先端を摘心します。
そして、それぞれの子ヅル4節目までに生えている孫ヅルは摘み取ってください。
その先にある雌花は残しておきましょう。
まとめ
摘心や剪定。
なれない人にとっては不安が大きいと思います。
また、切らずに収穫量を増やしたいなと考えるかもしれません。
しかし、そこはメロンの生長に必要な事だと割り切って摘心を行ってあげましょう。
成長するために必要な行為なのです。
そのほうがしっかりした美味しいメロンの実を付けてくれるのではないでしょうか。
今のあなたにおすすめの記事