果物には体を温める果物と、体を冷やす果物があります。どのような違いがあるのでしょう。今回は、果物の不思議を調べてみました。
体を温める果物
体を温める果物には、りんご、ぶどう、さくらんぼ、オレンジ、いちじく、あんず、桃、プレーンなどがあります。
体を温める果物の中には、ビタミンCやビタミンEなど、冷え性に効果がある成分が多く含まれています。
例えばいちじくには、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、鉄分などの成分が多く含む果物です。
ビタミンCには、血液の主要な材料となる鉄分の吸収を促進、毛細血管の機能を保持する働きがあり、ビタミンEには血行をよくし、体内のホルモンの分泌を調整する働きがあります。
これらの成分を多く含む野菜、果物、穀物や豆などは、体を温める食べ物なのです。
人参などはその代表的なお野菜で、漢方では体を温め、胃腸の働きをよくするとも言われており、冷え性などには、りんごとにんじんのミックスジュースがよいとも言われています。
体を冷やす果物
体を冷やす果物には、スイカ、パイナップル、マンゴー、レモンなどがあります。これらにはカリウムが多く含まれています。カリウムはナトリウムの排出を促す利尿作用があります。
塩分が尿として体から出る時に、一緒に体の熱も奪ってしまうのです。これらの果物は、食べると体を冷やしてしまうと言われています。
まとめ
一般的には寒い地域で採れる果物は体を温め、暑い地域で採れる果物は体を冷やすと言われています。
寒い時には血行促進を促す果物を食べ、体を温めて調子を整えたいですし、暑い季節には、冷房などに頼りすぎず、体を冷やす果物などを効果的に食し、体の内側から冷やしていくなど、それぞれの果物の特徴に合わせて、うまく利用するようにすると良いですね。
今では、1年を通して食することのできる果物も多くあります。寒い季節に体を冷やす果物を食べる時には、温かいものと一緒に食するなど工夫をすれば、それほど心配はないようです。温かいスイーツにするなどの工夫も良いですね。
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