イチジクはクワ科イチジク属の落葉高木、又はその果実のことです。
原産地はアラビア南部、不老長寿の果物とも呼ばれています。
資料によるとイチジクの歴史は古く世界最古の栽培品種化された植物であった可能性もあったそうです。日本では江戸時代に長崎に伝来し、容易に増やせる果樹として人気があります。
イチジクの栄養面ではどうでしょうか
水溶性植物繊維ペクチン
これは整腸作用に優れており、下痢や便秘の予防や改善の効果があります。
便秘を改善するので、血液中の悪玉コレステロール値の低下、血液の流れを整えることにより、動脈硬化や脳梗塞等の血栓系の病気を予防するだけではなく、ダイエットや糖尿病にも効果があると言われています。
カリウム カルシウム 鉄 モリブデン
これらの成分には骨や血の元になるミネラル成分を多く含んでいるので、骨の成長や強化、女性に多い貧血の予防に役立ちます。成長期の子どもにも良いでしょう。
植物性エストロゲン
女性に多い女性ホルモンバランスの崩れに因る症状、冷え、更年期障害、生理不順、月経トラブルに関しては市販薬も出ています。
でも、出来れば薬より食品で取った方がいいですよね。イチジクはこの点についてもお薦め出来ます。
女性ホルモンのエストロゲンに似た成分である「植物性エストロゲン」がイチジクの種子には大量に含まれていて、女性特有の悩み、例えば月経トラブル、更年期障害、肌荒れにも効果が期待出来ます。
まとめ
イチジクの栄養には女性の健康アップにつながるホルモンがあることが解りました。上手く取り入れればサプリメントに頼る必要もありません。他にも、フィシン(タンパク質の分解酵素)は胃腸の消化吸収を助け、促進する大切なサポートをしてくれるので食べ過ぎや二日酔いにも良いです。
又、白い果汁にはベストアルデビドが含まれています。ベストアルデビドには抗がん作用がある可能性があり研究中だそうです。
以上のように小さいイチジクですが、かなりの栄養があることが解りました。
そのまま食べたり、ドライフルーツにしたりされていますが、栄養素を考えた賢い方法だと思います。上手に取り入れて健康でいたいものですね。
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