イチジクは果物ですか?それとも野菜ですか?
一般的に例外もありますが、木になる実は果物、畑になるものは野菜と区分けしています。
イチジクは果物でも野菜でもありません。果物のような感じもしますが
イチジクの生成状態が果物のように花を咲かせて実をつけたりしないからです。
イチジクの成り立ちは非常に珍しいもので花は実の中のブツブツです。
私達は花托と呼ばれる部分を食べています。
イチジクの栄養はどうですか?
不老長寿の果実と呼ばれるほど薬効と栄養価が高い果実です。
水溶性食物繊維ペクチン
水溶性食物繊維ペクチンは腸の働きを活性化させ便秘の予防、改善をするなどの働きがあります。腸内環境が良くなり悪玉コレステロールの低下にも役立ちます。
カリウム
カリウムは身体の中にある余分なナトリウムを排泄する働きがあります。
塩分の取り過ぎが気になる高血圧症の人には強い味方です。
ミネラル
カルシウムや鉄分をバランス良く含んでおり、骨や血を作る作用を助けるので鉄分不足で貧血気味の女性やアレルギーの無い育ちざかりの子どもにも是非とも食べてもらいたい果実です。
植物性エストロゲン
女性ホルモンに似た成分、エストロゲンがイチジクの種子には大量に含まれているので、女性のホルモンバランスの崩れを防ぎ、月経に関する嫌な症状、更年期障害にも効果があります。
他にもザクロエラグ酸やアントシアニン、ポリフェノールも多く含まれているので、身体の中の活性酸素を消去し、美肌効果や老化防止にも役立ちます。
まとめ
以上のように「イチジク」には栄養価が優れている事が解りました。
イチジクの栄養価はこれだけではありません。又、タンパク質の分解酵素であるフィシンには二日酔いを和らげる作用もあります。また、イチジクを食べる時に出る白い汁に含まれるベストアルデビドには血液を清浄化する働きもあります。
まだ研究中ではありますが抗がん作用も期待出来るそうです。
小さいイチジクですがその中にはまだまだ私達が知らない研究がされています。
研究が進み、抗がんに役に立つ日もそう遠くはないのかもしれません。
植物性エストロゲンで有名な大豆イソフラボン、エピカテキン、クロロゲン酸、没食子酸、ルテインを採れるイチジクの存在は大きく人間には欠かせない果実だと言えます。食べないダイエット、置き換えダイエット、サプリメントに頼らずとも自然の植物を生かさない手はありません。今からでも是非とも生食したいですね。
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