さくらんぼといえば、赤い色、朱色の実を想像すると思います。
実際、イラストで描かれるときなどにも、その色で色を塗ることが多い果実だと思います。
ですが、スーパーで売られているさくらんぼの中にはいくつか黒っぽい色をしたものがあるのを見たことがある人はいるのではないでしょうか。
つやつやと輝く赤黒い色のさくらんぼは、はたしてどのような品種のサクランボなのでしょうか。
味などにも変化はあるのでしょうか。
黒いさくらんぼ その1
黒いさくらんぼの種類としてまず挙げられるのが「サミット」という種類です。
これはもともとカナダで育成されている品種で、海外から輸入されるアメリカンチェリーよりも大粒な、果肉の厚いさくらんぼです。
果肉が柔らかく、肉厚なので食べていて満足感のあるさくらんぼだといわれています。
酸味が少ない反面、糖度は15程度と高いものです。
ですが、味はあっさりとしているので。しつこくなく、食べやすいという特徴があります。
収穫時期は、一般的なさくらんぼが6月ごろであるのに対して、このサミットは7月下旬ごろが旬の果実です。
寒冷地が主な生産地であるさくらんぼですが、このサミットも北海道で主に栽培されている品種です。
黒いさくらんぼ その2
黒いさくらんぼの品種としてもう一つ有名な品種が、「日の出」という品種です。
これは、熟すとおいしいと評判の品種です。
黒っぽい色になる理由は、アントシアニンが多く含まれているためです。
そのため、眼精疲労や視力回復などにも効果が期待できるということで、評判のさくらんぼです。
これも、サミットと同じようにどちらかといえば晩生の果実なので、7月中旬ごろがとりごろとなります。
ただしこの品種には、黒っぽいさくらんぼの果汁が服などについてしまうと取れないという難点があります。
口の周りにもつきやすいので、お手拭きなども用意する必要があります。
まとめ
普通とはすこし色が違ったさくらんぼ。
それぞれに特徴がある黒いさくらんぼを、ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。
今のあなたにおすすめの記事