さくらんぼは果物なので、生鮮食品だといえます。
生鮮食品の発送というと、クール便などのような発送がメジャーなものだと思う人が多いのではないでしょうか。
実際、果物を飼ってきたときに、冷蔵庫の中で保存する人は少なくはないと思います。
ですが、実はさくらんぼはクール便ではなく、常温での発送の方がよいとされているのです。
その理由はなぜなのでしょうか。
どうしてさくらんぼは常温で発送の方がいいの?
もともと、さくらんぼは果物の中でもトップクラスにデリケートで、足が早い果物なので、扱いがかなり難しいといわれています。
佐藤錦などの有名な品種でも、温度変化や湿度変化に非常に弱い果物です。
さくらんぼは3日以上の保存には問題があるとされているほど、劣化しやすい果物なのです。
その点、クール便で発送してしまうと、急激に冷やしてしまうことになるため、あまりクール便での発送には向いていないといわれているのです。
さらに、クール便で発送した先で、結露してしまうと、傷んでしまうので、そのような発送の仕方は向いていないといわれています。
クール便で送ることのデメリット
もう少し詳しく、クール便で送ることのデメリットを見ていきましょう。
本来、クール便というものは生鮮食品を送るうえでは必要になる発送方法なのですが、さくらんぼの保存適正温度が約8℃であるのに対して、クール便は4℃であるため、その状態にさくらんぼはまず耐えられません。
さらに、もし冷気の吹き出し口近くに積まれてしまうと、凍ってしまいます。
それだけではなく、各拠点での積み替え作業によって一度凍ってしまったものが溶けることになります。
それを何度も繰り返してしまうと、冷気ヤケ、という状態が起こってしまいます。
そうなると、さくらんぼはもはやおいしいままで発送することはできなくなってしまうのです。
まとめ
クール便は本来すぐれた発送方法なのですが、さくらんぼに限ってみれば、あまり向いてない方法だといわれるようです。
それぞれにあった発送方法で、おいしい食品が家庭まで届けられているというわけです。
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