さくらんぼは種からだと発芽率が悪いので、既に育っている木の枝から増やすといいと聞いたことがあるかもしれません。
しかし、木の枝から増やすと言っても、いったいどんな方法があるのでしょうか?
挿し木(さしき)という方法があるのですが、似たような名前の接木(つぎき)とはまた異なる方法なのです。
挿し木と接木の違いとは一体何なのでしょうか?また、挿し木でさくらんぼを育てるのはどのような方法なのでしょうか?
調べてまとめてみました。
挿し木と接木の違い
挿し木も、接木も、親木(おやき)から穂木(ほぎ)を採取するところは同じです。
親木とは、増やしたい元の木のことで、穂木とは、親木から採取した枝のことです。
挿し木は、穂木を土に植えて、土から栄養をもらって育てます。
接木は、穂木を台木(だいぎ)と呼ばれる、土台となる別の木に固定することで、そこから栄養をもらって育てます。
挿し木はたくさんつくるのがポイント
増やしたい親木が決まったら、穂木を採取します。
このとき、1本や2本ではなく数十本単位で採取するのがコツなのだそう。
なぜなら、挿し木の成功率は低いそうなのです。
採取した穂木は、冷蔵庫に保存しておきます。
ポットに土を入れて挿す
ポットに土を入れて、穂木を挿します。
穂木の断面はナイフでまっすぐになるようにカットします。
断面には発根剤(はっこんざい)という、発根を促進する薬剤を塗って、根を張るようにします。
穂木を土に挿したら、たっぷりと水やりをしましょう。
数十本用意をして、そのうちの1本か2本でも成功すればよいほうなのだそうです。
まとめ
さくらんぼの挿し木をする場合は、親木から数十本の穂木を用意しても、ちゃんとと育つのはそのうちの1本か2本あればよいほうなのですね。
さくらんぼを育てる方法としては、種から育てる方法よりはまだ良いにしても、挿し木は成功率が低いので、接木のほうが向いていると言えます。
以上、さくらんぼの挿し木による育て方、増やし方についてまとめてみました。
今のあなたにおすすめの記事