さくらんぼを育てていて葉や実がおかしい病気?と思ったことはないでしょうか?

初期症状の内に対処出来るように、さくらんぼの葉と実が発生してしまう病気や害虫について、まとめてみたので把握しておきましょう。

さくらんぼの葉に多い病気は?

さくらんぼ 葉 病気

植物の病気は、糸状菌と言うかびの一種により発生する病気が多いです。

さくらんぼの葉に発生する病気

・灰星病

葉に茶褐色の円形斑点または淡褐色の不整形病班が、5月〜7月に発生します。

・せん孔病

葉に褐色の円形病班ができてせん孔し落葉します。

梅雨明け〜10月まで発生します。

・炭疽病

葉に黒褐色で不整形〜円形の大型病班で表面がざらざらになります。

後期には葉焼け状態になり垂れ下がる葉もあります。

・芽枯病

葉が褐色の不正形斑点や退緑色の不正形斑点〈モットル〉が、5月以降に発生します。

・樹脂細菌病

新葉にハローを伴う褐色不正形斑点を形成して、のちに黒色化してせん孔します。

などが発生してしまいます。

細菌やウイルスによる病気は、発生すると症状が酷くなり中には根本的な治療方法の無い病気もあります。

さくらんぼの葉に多い害虫被害

さくらんぼのはに多い害虫被害

・ウチイケオウトハバチ

葉脈と葉裏の表皮が残されて、葉肉が食害されてしまいます。

・ハダニ類

葉を吸汁します。

ナミハダニは葉の表裏全体が黄褐変になります。

リンゴハダニは葉表がかすり状に白化します。

オウトウハダニは葉脈間が白化します。

・コアオメクラガメ

葉が開く途中は、無数の微小褐色斑点〈吸汁痕〉が葉にみられます。

葉が開くと吸汁痕は大小不規則の破れたようなせん孔症状として残ります。

・ミダレカクモンハマキ

葉をつづりあわせて巻きこみます。

などの害虫被害が発生します。

一番厄介な害虫は幹に入る害虫で、農薬などが効き難いので対処が困難になります。

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さくらんぼ果実の被害と加害

果実の被害

・灰星病

幼果で微細斑点ができて茶褐色にへこみ、塾果は軟腐して灰褐色粉状の分生胞子塊を密生します。

・灰色かび病

淡褐色に軟くしてねずみの毛のような灰色のかびをそう生します。

・黒かび病

暗褐色に軟腐して黒いかびで覆われてしまいます。

・炭疽病(茶褐色の病班が凹状態になり、橙黄色〈とうこくしょく・だいだい色〉〜鮮肉色の分生胞子堆をつくります。

・実割れ

成熟果が裂開して溝ができてしまいます。

・ほう素欠乏症

褐色陥没して縮果状になってしまいます。

・ミソダマ

果実が大きくならず、黄変してシワができ褐変してしまいます。

果実の加害

・オウトウハマダラミバエ

果肉とくに種子の周りを食害されてしまいます。

・コアオメクラガメ

幼果に無数の微小淡褐色斑点〈吸汁痕〉がみられて、成熟果になると吸汁果は凹凸状として残ってしまいます。

・オウトウショウジョウバエ

幼虫が果肉を食害してしまい、果面は黒褐色に変色しまいます。

・ミダレカクモンハマキ

果実の外部をかじられてしまいます。

などの被害と加害があります。

まとめ

日頃からさくらんぼをよく観察して早期に被害をみつけて的確な対処をし、さくらんぼを病害虫の被害から守ってあげましょう。

手をかけて育てた分返ってくると思いますよ。

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