さくらんぼの木から樹液が出ているのを見たことありませんか?
樹液が出ているのは病気なんでしょうか?
さくらんぼの木からから樹液が出る病気のことなどについて勉強していきましょう。
さくらんぼの木から樹液が出るのは病気?
さくらんぼの木に樹液が出るのは、樹脂細菌病と言う病気だからです。
樹脂細菌病に発症すると、幹や枝から樹脂(ヤニ)がでます。
枝では始め小さい褐色病斑が生じて、拡大して紡錘形(ぼうすいけい)の病斑になり、樹脂(ヤニ)を漏出したり病斑部に亀裂が生じてしまいます。
病斑部の進展時期は褐変部位の周辺は水浸状になります。
樹脂が出ている部分の表皮を剥ぐと皮層が褐変しています。
病斑上にある枝や芽が枯れてしまいます。
枝での発病は展葉期〜7月にかけて進展して、夏季は一時停滞し翌春再進展してしまいます。
さくらんぼの木から樹液が出る原因や予防対策について
さくらんぼの木から樹液が出るのは、樹脂細菌病が原因ですが発生する要因は、徒長気味に生育した樹や風の強い園地での発生が多い傾向にあります。
感染時期は、おおよそ冬期間です。
樹脂細菌病予防対策としては、枝など剪定した切り口にトップジンMペーストやパッチレートなどの癒合剤を塗りましょう。
樹脂細菌病が出やすい地域は、銅剤が含まれているパッチレートがおすすめのようです。
さくらんぼの消毒
さくらんぼの木の消毒は、開花時期〜収穫後も行います。
さくらんぼの木・葉・実などが病気や害虫の被害を受けないように、1年間に農薬で10回くらい消毒をします。
さくらんぼは桜系の木なので、害虫がつきやすいです。
さくらんぼの身は、他の果物よりも病原菌がつきやすいそうです。
さくらんぼが赤くなる手助けのために促進剤などもあり、促進剤をさくらんぼの実にかけると綺麗に赤くなるそうです。
まとめ
さくらんぼの木や枝から樹液が出ているのは病気で酷くすると枯れてしまうので、適切な予防対策と消毒が欠かせないと思いました。
大事に育てているさくらんぼを元気で育てたいですよね。
病気に掛かる前の予防対策をすることがとても大切です。
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