甘いと思って食べたメロンが実は苦かったという経験ありませんか?
普段は甘くて、大人から子供にまで大人気のメロンですが、物によっては苦いメロンもあるのです。
苦いメロンは腐ってしまっているのでしょうか?
メロンが苦い原因は?
最初に考えられる原因は、メロンがまだ熟していないために苦く感じる可能性があります。
次に考えられる原因は、メロンが熟れすぎているために苦くなるとも言われています。
最後に考えられる原因としてはバラ色カビ病と呼ばれる病気が関係して苦くなる可能性があります。
熟していないとなぜ苦い?
メロンにはククルビタシンという成分が含まれます。
この成分はウリ科の植物に含まれる成分で、人間にとって無害と言われていますが、場合によっては食中毒を起こす原因にもなると言われているため、腹痛になる原因にもなる可能性があります。
熟れすぎて苦くなるのはなぜ?
通常、収穫したメロンは追熟と言って、常温の冷暗所で保存し、甘さや香りを引き立たせます。
逆にこの追熟を行わないと、完熟していないメロンを食べることになります。
この追熟の作業を必要以上に行ってしまうと、メロンの一番美味しい時期を過ぎてしまい、熟し過ぎてしまいます。
熟し過ぎてしまったメロンには、タンパク質分解酵素が多く作られてしまい、結果的に苦いメロンになってしまうようです。
また、タンパク質分解酵素が多いと、舌や喉がイガイガする原因にもなります。
バラ色カビ病って何?
水分や糖分の多い果実や野菜に発病することがあるバラ色カビ病とは、ピンクや橙色の菌糸体が発生し、果実が腐敗する病気です。
この病気はメロン以外にもイチゴやリンゴ、キュウリ・トマトなどにも発生することがあります。
しかし、この菌糸体自体が苦いわけではなく、この病気の進行を抑えるためにメロン自身がククルビタシンを作り出し、菌に対抗しているので苦くなると言われています。
では、この病気にかかったメロンは食べられないのかというと、病気にかかっていない部分は普通に食べることができるそうです。
まとめ
メロンは、食べるべき時期以外は早くても遅くても苦くなってしまうことがあるようです。
ちょうど良い時期を見極める必要がありそうですね。
また、病気にかかったメロンも苦くなるようなので、苦いと感じたら注意する必要がありますね。
無理して食べることはしないほうが賢明かもしれません。
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