りんごは青森、長野など東北地域を中心に、北は北海道、南は本州最南端の山口県で栽培が行われているようです。
日本ではよく見かけるりんご農園ですが、思ったより小さいと思ったことはないでしょうか。
日本ではわい化栽培と呼ばれる方法が広まっており、大体2~3m程度のりんごの木が良く見かける樹高でしょう。
本来の高さはどのくらいで、また、りんごの木はどのくらいの寿命があるのか、調べてみました。
わい化栽培とは何か?
簡単に言うと、樹木を小さくして面積あたりの収穫量を増やす方法のひとつです。
また樹木を増やすことで1本あたりの病害虫の被害を抑えることもできるようです。
農業用の土地が少ない日本では、このわい化栽培が広まって行ったようです。
その為、普段目にするりんごの木は、そんなに高くない印象をうけるでしょう。
りんごの木の高さはどのくらい?
実際のりんごの木は7~10m程度まで成長すると言われています。
1本あたりの収穫量も400~600個程度と言われており、わい化栽培で育てた木で100個程度なので、およそ5倍の収穫量がある、と言えるでしょう。
りんごの木の寿命は50年?!
病気にさえかからなければ、およそ50年程度の寿命があると言われています。
日本の最古のりんごの木は明治11年(1878年)に植えられた3本の木が、青森県に残っているそうです。
品種は「紅絞(べにしぼり)」と「祝(いわい)」で、4~5m程度の樹高があるそうです。
100年以上も生きている木ですが、多い時では7000個以上の果実を実らせることがあると言われており、その生命力の強さが計り知れます。
ただし、わい化栽培にて育てられたりんごの木は、およそ10年前後で成長が進んでしまったり、曲がったりしてしまうため、その度に木々を入れ替えなければ、ほかの樹木への影響が懸念されたり、その樹木の果実の質が落ちてしまうと言われており、寿命は短くなってしまっている、と言えるでしょう。
まとめ
世間一般に知られているりんごの木の高さは、栽培管理のために少し低く栽培されており、その影響もあって、寿命は少し短くなっているようです。
しかし、その栽培方法は年々完了され、寿命も少しずつ延びてきていると言われています。
食卓に届くりんごは、そうした苦労のもとに生まれた果実と考えると、より一層美味しくなる気がしませんか?
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