りんごを切ってしばらくすると、りんごに含まれるポリフェノールの酸化によって表面が茶色く変化してしまうことがありますが、この状態から、もとのりんごの色に戻すことができる方法をご存知でしょうか。
変色を食塩水などに付けて防ぐ方法は有名のようですが、変色状態を戻す方法はあまり知られていないようです。
りんごが茶色くなる原因とは？
りんごに含まれるポリフェノールが酸素と結びつく（酸化）ことでメラニン色素が生じ、茶色く変色すると言われています。
ポリフェノールの酸化は、りんごに含まれる酵素のはたらきと言われています。
この酵素の働きを妨害したり、空気に触れないようにしてあげることで、りんごの変色を防ぐことができると言われています。
酸化を防ぐ方法の紹介
誰もが知っている代表的な方法は、食塩水につける方法でしょう。
これは食塩水に含まれるナトリウムイオンが、酵素の働きを抑えて、ポリフェノールの酸化を防止してくるようです。
また食塩水に浸すことで、空気に触れる面を少なくすることも効果的だと言われています。
食塩水以外にも、砂糖水やはちみつ水、炭酸水、レモン水やラップで包むなどの方法もあるようです。
りんごに味が付いてしまうのを避けるのであれば、炭酸水やラップ保存が効果的といえるでしょう。
オレンジジュースが色を元に戻す？！
さて、本題ですが、変色してしまったりんごを元に戻すには、オレンジジュースに５分程度浸しておくだけで良いと言われています。
オレンジジュースに含まれるビタミンＣなどは、酸化を防いでくれる他、酸化してしまったポリフェノールと酸素の結びつきを解除してくれる働きがあると言われています。
この働きによって、酸化で茶色くなったりんごを元の色にもどしてくれるそうです。
また、オレンジの味はりんごには付かず、食感や風味も少し良くなるという情報もあるようです。
まとめ
りんごは変色しても栄養素はそれほど変わらないと言われていますが、オレンジジュースで手軽にもとのきれいな色に戻すことができるので、ぜひ試してみてください。
また、りんごは「毎日食べれば医者いらず」と言われるほど、栄養価も高く、疲労回復やエネルギー補給、さらには美肌効果やアンチエイジング効果もあると言われていますので、毎日食べてみてはいかがでしょうか。
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