栽培中のイチゴの収穫間近のシーズンに特に起こり得る「イチゴに白い粉の付着」ですが、これはやはり病気なのでしょうか?
この白い粉の正体と原因、対策についてご紹介いたします。
白い粉は何?
イチゴに付着してしまっている「白い粉」のようなものは、いわゆる「カビ」にあたります。
詳しくは「子嚢菌」と呼ばれる、菌界に属するものだと言われています。
カビである為「実」だけでなく「葉」にも付着する事があります。
白い粉が付着してしまっているのは病気でしょうか
いわゆる「うどんこ病」と呼ばれる病気である可能性が高いようです。
植物の栽培ではよくある病気の一つで、特に農薬などをあまり使わない家庭菜園などでよく起こりやすい病気のようです。
うどんこ病の原因
うどんこ病は「糸状菌」というカビが、イチゴに付着し、増殖する事が原因で起こると言われています。
「糸状菌」は主に土や落ち葉など屋外には多く存在する菌だと言われています。
うどんこ病にならない為の対策
「糸状菌」自体を全て無くす事は非常に難しい事のようです。
その為、糸状菌が特に増殖しやすい夏~秋のシーズンに対策を立てる事が重要とされています。
- 多くの植物や葉っぱとあまり重ならないように間隔をあけて育てる
- 落ち葉などが、栽培中のいちごにかからないように気を付ける
- 水はけのよい土で育てる
などいちごの栽培環境を見直す事で、予防や対策になるとされているようです。
うどんこ病になってしまった時の対処
既に実や葉に白い粉が付いてしまっている「うどんこ病」にかかってしまった場合には、
- お酢を水で約50倍に薄めたスプレーを噴射する
- いちごに適した農薬・殺菌剤を使用する
- 白い粉が付着した部分を取り除く
といった対処方法があるようです。
まとめ
イチゴに「白い粉」が付着しているのは「うどんこ病」という病気にかかっているという事可能性が高いという事がわかりました。
また、うどんこ病は「カビ」が関わる病気である為、どんどん増殖する事が想定されますね。
その為、「うどんこ病」にかかってしまった場合には、カビがどんどん増殖してしまう前に早急な対処が必要のようです。
また、事前に対策をしていた場合にも「うどんこ病」になってしまう事はある為、対処してあるからと安心せず、時々イチゴの様子をチェックすることが大切ですね。
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