キウイには、たくさんの栄養素が含まれていることはよく知られています。
キウイは、栄養価が高いことから｢フルーツの王様｣と呼ばれているそうです。
これから、グリーンキウイとサンゴールドキウイの、それぞれの栄養について調べてみます。
グリーンキウイとサンゴールドキウイの栄養の比較
どちらのキウイにも、可食部(食べられる部分)100gに含まれる栄養は、ほとんど同じ様です。
その主な数値を比較します。
①グリーンキウイ
・ビタミンC：85㎎
・カリウム：301㎎
・食物繊維：3.0g
・ビタミンE：0.9㎎
・葉酸：38μg
②サンゴールドキウイ
・ビタミンC：161㎎
・カリウム：315㎎
・食物繊維：1.4g
・ビタミンE：1.4㎎
・葉酸：31μg
それぞれの栄養の効果
①ビタミンCの期待できる効果
・コラーゲンが作られる助けとなる
・メラニン色素(シミなどの原因)が作られるのを抑える
・体のサビ(老化の原因)となる酸化物質を抑える
・免疫力を正常値で維持する
・体の疲れを軽くする
②カリウムの期待できる効果
・体の中の塩分(ナトリウム)バランスを取る
・生活習慣病である高血圧の予防に役立つ
③食物繊維(水溶性、不溶性)の期待できる効果
・水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、水に溶けやすい性質を持つ
腸の中の善玉菌の餌となる
腸内の環境を調整する
糖質を取り込んで、主に食後に起こりがちな｢血糖値が急に上がること｣を抑制する
・不溶性食物繊維は、水に溶けにくい性質を持つ
便が不溶性食物繊維により、カサが増す
腸内の環境を調整する
快便に貢献する
④ビタミンEの期待できる効果
・血流を流れ良くする働きがある
・体のサビ(老化など)に対する抵抗力がある
・水に溶けにくく、熱にも強いため、栄養価が下がるのを最小限して、体に取り込める
⑤葉酸の期待できる効果
・主に、妊娠初期(赤ちゃんが人として形作られるため)に欠かせない
・血液を作る働きを正常にする
・貧血や、神経障害の予防に貢献する
⑥アクチニジンに期待できる効果
・タンパク質の分解を助ける
・大腸に運ばれる前(小腸)での栄養吸収が上がる
・グリーンキウイに多く含まれる
⑦ポリフェノールに期待できる効果
・｢体がサビる｣のを予防する力が強い
・体の中で作られ過ぎた活性酸素を取り除く
⑧有機酸に期待できる効果
・体の疲れを回復させる手助けになる
・貧血の予防になる
まとめ
グリーンキウイとゴールドキウイを比較して分かったことは、どちらも含まれる栄養は変わらないということでした。
ですが、例えば、｢整腸｣、｢妊娠初期｣ならグリーンキウイを、「美肌」、「高血圧」、「老化防止」ならゴールドキウイを、その含まれる量に多少の違いがあるため、こだわる様であれば、自分が摂りたい栄養が高い方を選ぶのが良いことも分かりました。
ですが、｢キウイの栄養全体｣を考える時、栄養に違いがあるといっても、大きな差(特化した栄養素)がある訳ではありませんでしたので、｢キウイは、栄養価が高い、または栄養がある｣と理解して、好きな方を食べれば良いのではないでしょうか。
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