キウイは、栄養満点の果物で「王様」とまでいわれている様ですよ。

体のことを考えれば、食べない手はありません。

ですが、キウイを食べて「舌から血が出た」という話を耳にすることがあります。

それは、単なるキウイを食べ過ぎたせいでしょうか。

キウイを食べて舌から血が出る理由について調べます。

キウイの成分(栄養素)

キウイ 舌 血

食品には、「栄養素充足率」という1つの基準があって、17種類の栄養素を数値化して、その数値が「高ければ栄養が豊富」と位置付けている様です。

キウイは、リンゴやバナナなど、一般的に栄養が豊富といわれている果物を押しのけて上位に入る高い数値を現している様です。

キウイの栄養素を見る限り、「舌から血が出る」という栄養素は見当たらない様です。

舌から血が出る理由

①舌から血が出るのはアレルギー症状

舌から血が出るのは、一種の果物アレルギー症状であることが分かってきた様です。

果物アレルギーの原因は、果物(この場合はキウイですが…)に含まれる「タンパク質」であると考えられていて、花粉症とも深い関係がある様です。

②アレルギー症状が現れる理由

特に6歳以下の子供では、体の消化機能がタンパク質を消化できるまでに成長していないため、「体にとって、良くないもの(異物)」として判断されてしまい、誤作動を起こしてしまうことの現れが、「キウイ(果物)アレルギー」だといわれている様です。

③アレルギー症状を現しやすくする成分

キウイには、タンパク質を分解する酵素として「アクチニジン」という成分が含まれている様ですが、このアクチニジンが、アレルギーの症状を現れやすくしているのだそうです。

確かに6歳以下の子供にキウイアレルギーは現れやすいですが、大人であっても油断ができず、突如、アレルギー症状が出る人もいれば、そうでない人もいるということです。

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④キウイアレルギー

キウイアレルギーは「口腔アレルギー症候群」と呼ばれ、様々な異常を現す様です。

その原因は、タンパク質を分解する酵素である「アクチニジン」だといわれています。

そのアクチニジンが舌の表面を溶かし、もろくするため、血も出やすくなると考えられています。

まとめ

キウイを食べて舌から血が出るのは、キウイアレルギーによる「口腔アレルギー症候群」と呼ばれる症状の1つだと分かりました。

その仕組みは、「タンパク質を溶かす酵素が舌の粘膜を溶かし、もろくなった舌が傷つき、血が出る」ということの様でした。

初めはキウイも海外からの輸入に頼っていましたが、その後、日本各地で栽培される様になり、学校給食に使われる様になったそうです。

そのキウイが、アレルゲンになり得るということが分かり、今では、キウイを「特定原材料」に指定しているそうです。

キウイを食べて異常を感じたら、注意した方が良いかも知れません。

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