ぶどうといってもワイン用、食用さまざまな品種がありますが今回はそのなかでも今世界から注目を集めている『甲州』についてしらべてきました。
調べてみると案外歴史が長くてびっくり!
甲州
そもそも甲州ってなに?という方も多いかもしれません。
甲州は文字通り山梨で栽培されている食用兼ワイン用の日本固有のぶどうの品種で、歴史は長くなんと800年以上にもなるそうです。
■歴史
甲州は山梨県で発見されたのですが、発祥には二つの説があります。
一つは雨宮勘解由というひとが1186年に勝沼で発見したという説。
もう一つは、奈良時代に僧が発見したという説です。
どちらにしても古い時代から日本に存在したことは確かですね。
ワインに使われるようになったのは明治時代からだそうです。
食べ方
次は甲州の味の特徴や食べる際の食べ方、保存方法、美味しい甲州の見分け方について説明していきます。
■特徴
甲州は9月中旬から10月中旬頃に出回ります。
甲州の果皮は赤紫色で、白いプルーム(果粒)に覆われています。
一粒4-5gほどで一房は300-500gほどです。
果汁は豊富で果肉は柔らかく、甘みの中に適度な酸味が感じられます。
わずかな渋みがあるときも。
■食べ方
甲州は皮離れがよく果実を押すと簡単に果実だけを食べられます。
種はありますが、種の周りは酸味が強いため酸っぱすぎる場合はそのまま飲み込んでしまって大丈夫だそうです。
また、甲州は風味がよいためゼリーやジュースにも向いています。
■見分け方
粒ぞろいがよく、皮に張りがあって軸が青々としたものがおすすめです。
ブルーム(果粉)がとれて皮に光沢が出ているものや、粒落ちの多いものは収穫してから日が経っているので避けるようにしましょう。
■保存方法
保存の際は乾燥しないようラップや新聞紙で包むか、ポリ袋などに入れて冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
甲州は日持ちする方ですがなるべく早く鮮度が落ちないうちに食べることをお勧めします。
水洗いは食べる直前にしましょう。
まとめ
今回は日本固有のぶどう『甲州』について調べました。
800年以上昔から受け継がれてきているぶどうがあると思うとなんだか歴史を感じて少ししみじみした気持ちになってきますね。
今回は食べ方についてを主に紹介しましたが、ワインになった甲州もぜひ味わってみたいですね!
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