自宅で育てたぶどうで、何を作ろうかな。
ぶどうのジャムに、ぶどうのタルト、ぶどうジュース!
一通り楽しんだところで、あなたは、ぶどう酒を作ることを思いつきました。
そういえば、お世話になっているあの人はぶどう酒が好きだと言っていたっけ。
自宅でぶどう酒を作ってプレゼントしたら、喜ばれるかも!
この間は梅酒も作ったし、同じようにできるかもしれない。
さっそく調べてみよう!と思ったあなた、ちょっと待ってください!
免許を持っていないのに、ぶどう酒を自宅で作るのは違法だってこと、ご存知でしたか?
免許なしにぶどうでお酒を造るのは禁止されている
国税庁のホームページでは、消費者が自宅でぶどう酒を作ることは酒税法に違反していると明記されています。
他にも、米、麦などからお酒を造る行為も同時に禁止されています。
梅酒を作っている人はたくさんいるのに、なぜぶどう酒はだめなの?
梅酒は、焼酎に梅を漬けて梅のエキスを染み出させることで作るお酒です。
梅からはアルコールを作り出すことができません。
焼酎は、販売しているお酒で、消費者が作ったものではありません。
一方で、ぶどうは、果実に酵母が含まれるので、焼酎など他のお酒がなくても、ぶどうだけで発酵・熟成してお酒になってしまうそうです。
つまり、アルコールそのものを免許なしに作ることが法律で禁止されているので、梅はよくてもぶどうはダメなのですね。
お店で提供するなどでなく、自宅で飲むだけでも違法
インターネット上には自宅でぶどう酒を作る方法が載っているサイトもあるそうですが、酒税法ではぶどう酒を自宅で個人的に楽しむ目的で作ることも禁止しています。
お店で提供するなどしてお金を稼ごうとしているのではないからいいのでは?と思うかもしれませんが、法律に明記されてしまっているのでできません。
まとめ
家庭菜園で育てたぶどうでぶどう酒を作ってみたいと思う気持ちもわかりますが、日本では酒税法違反になってしまいます。
少し残念ですが、お世話になったあの人とは、市販のおいしいぶどう酒で乾杯しましょう!
以上、免許なしにぶどう酒を作ると違法になる理由についてまとめました。
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