桃の実は、夏の短い期間でのみ楽しむことが出来る貴重な果物であると言えますね。
桃は果物の中でも、比較的実がなりやすいと言われているのです。
しかし、一方で全く実が大きくならなかったり、落ちてしまう場合もあります。
何故桃の実が大きくならないのか、その原因は何でしょうか。
実が大きくならない場合の対策方法に関してもまとめました。
桃の実が大きくならない原因とは?
桃の実が大きくならない原因は、品種が関係している可能性があります。
桃には、栽培して食べるための食用品種と鑑賞用品種が存在します。
花が咲き、桃の実が大きくなるかと思いきや全く成長しない場合や、ピンク色にならないのであれば鑑賞用品種であると考えられます。
食用品種であることが確認されているのにも関わらず大きくならない場合には、桃の実が沢山育ちすぎている可能性が高いです。
桃の花は、花の全部が桃の実となります。
そのため、桃の実が成長して行けば栄養素が足りなくなってしまい、桃の実が大きくならないという状態になってしまうのです。
大きい桃の実にするためには、摘蕾・摘花・摘果が必要です。
目安は、葉15枚につき桃の実が1個という計算で摘んで行きましょう。
桃の実が落ちる原因とは
桃の実がなったとしても、大きくなる前に落ちることもあります。
受粉をしていなかったり、栄養不足などが原因となります。
肥料不足なども考えられますが、栄養不足が一番の原因であるとされているのです。
白桃などは花粉が不完全であるため、人工的に受粉をさせる必要があります。
品種によっては花粉が多いものがあるため、刷毛で花粉を取り、つけてあげることで受粉をさせます。
まとめ
桃の実は、沢山なるというメリットがあるようにも見えますが欲張ってしまうと大きくならないという状況になってしまいます。
余分な実は摘果することで落果を防ぐことが可能です。
鑑賞用品種であったとしても、桃の実を食べることは出来ませんが綺麗な花や鮮やかな実を見て楽しむことは出来ます。
まずは育てる品種の特性を確認し、品種に合わせて対策を取りましょう。
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