桃はみずみずしく、非常に甘味が強い、他のフルーツでは代用できない魅力的なものです。
市販されている桃でも十分に美味しいのですが、枝からなるものをそのまま味わうことには勝てません。
桃は病害虫が多いため、栽培には非常に手間が掛かる果物です。
しかし、栽培をしているとその苦労を上回るほどの魅力を味わう事が出来るのです。
桃は袋かけをして栽培しますが、これは病害虫が付くことを予防するという以外にも理由があるのです。
その理由や、袋かけの方法に関してまとめました。
桃の袋かけは何故必要なのか
一般的に栽培されている桃には、袋が掛かっているイメージが強いという方も多いのではないでしょうか。
袋かけなどせずに太陽を当てた方が甘く育つのではと思われるかも知れません。
実際に、袋かけを行わない方が甘い桃に育ちます。
ビタミンなどの栄養素も多く含んだ桃が出来上がります。
しかし、品種にもよりますが、直射日光を当ててしまうと桃の実が割れてしまうなど傷付く場合があるのです。
また、病害虫が付くことを防ぎ農薬の散布を極力減らすという効果もあります。
農薬は可能な限り使用したくないものですよね。
袋かけをすることで桃の実を綺麗な状態で守り、出荷量を安定させることも出来ます。
袋かけを行う時期とは
袋かけの作業は、開花の後40日~50日で行われます。
桃の袋には2種類あり、1重と2重のものがあるのです。
2重の袋の方は、外袋を引くだけであるため、収穫時の時間短縮になります。
袋かけの際には、育ちが良いものと良くないものを判断して摘果をしつつ行いましょう。
まとめ
袋かけをする理由は、病害虫による被害の防止や、綺麗な桃を出荷するために必要な過程なのです。
出荷量や収入に関わる場合には、袋かけを行い一定の出荷量を確保する必要があります。
手間は掛かるものの、収穫に適した袋も販売されているため効率よく行うことで慣れてくるはずです。
個人で楽しむ分や、甘さや栄養素を考えると、袋かけをしない方が良いでしょう。
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