桃は綺麗な球体、可愛いピンク色が特徴の果物です。
しかし、その綺麗な見た目を維持するためには欠かせない作業があります。
それは、害虫による被害を防ぐこと。
桃に使用する農薬は、どの様なものがあるのでしょうか。
また、散布する時期はいつ頃が良いのでしょうか。
種類と散布方法についてまとめました。
桃に農薬を散布する時期は?
桃に農薬を散布する時期は、10月から11月頃です。
桃の育ち具合や品質などを観察した上で散布しましょう。
消毒回数を減らすためには、殺虫剤と殺菌剤を併用することが必要となります。
2月下旬には石灰硫黄合剤を使用します。
これは縮葉病に対する対策です。
3月に入るとマシン乳剤を使用し、6月~8月に殺虫剤と殺菌剤を併用します。
アブラムシなどへの対策です。
使用する農薬と散布方法は?
基本的に、殺虫剤と殺菌剤を使用の際には、周りの植物にかからないように注意をしましょう。
葉についてしまうと薬害の恐れがあります。
散布する際には、かかってはいけない植物などにビニールを被せるなどの対策を行うことがおすすめです。
散布は発芽前の蕾が膨らんでいる時期であれば問題はありません。
散布は蕾が見え始める時期が有効ですが、薬害の可能性が非常に高くなるため難しい判断となります。
また、石灰硫黄合剤は強いアルカリ性であるため、他のものは混ぜずに散布しましょう。
桃の縮葉病予防には、‘デランフロアブル剤‘がおすすめです。
桃の花が開花する前と、開花した後の計2度の散布を行いましょう。
展着剤の使用は必要がなく、周りに草花があり掛かってしまったとしても影響がないものになります。
散布にムラが出てしまうため、筒先1.5m程度の噴霧器を使用しましょう。
まとめ
農薬を使用する際には、皮膚に付かないように注意が必要です。
高さのある桃の樹に対して行う場合、皮膚に付いてしまう可能性があります。
また、皮膚の弱い方はどの農薬を使用してもかぶれなどのトラブルが起こる可能性があることを念頭に、慎重に作業を行いましょう。
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