赤ちゃんは、初めはミルクしか飲めませんが、成長に合わせて与えても良いもの(食べても良いもの)が増えていきます。
基本的に生の食材は後回しになりますが、くだものであれば、ジュースにしたり、すり潰したりして与えることができます。
中にはアレルギーを起こす食材もありますが、桃を離乳食として与える場合は、どうでしょう。
調べてみます。
離乳食について
離乳とは、赤ちゃんが、「飲む動作から、食べる動作に移っていく期間」のことを指し、その間に与える食事を「離乳食」といいます。
桃はこの期間から食べることができる食材の様です。
①離乳食の働き
・ミルクだけでは成長に足りない栄養を補う
・「飲む」→「噛む」→「飲み込む」の動作(機能の運動)の練習
・色々な味を体験して、これからの食生活に慣す
・「食べることは、楽しいこと」を伝える
・・・など
②離乳食を与える時期
離乳食には、与えて良いとされる段階が4段階あるといわれています。
・初期:ゴックン期
・中期:もぐもぐ期
・後期:カミカミ期
・完了期:パクパク期
③与えても良い食材
段階に応じて、与えても良い食材が増えていきます。
桃は、どの段階からでも与えることができるそうです。
・初期:ゴックン期
ドロドロした、味のない素の野菜や果物など
・中期:もぐもぐ期
豆腐ぐらいの硬さで、味付けをほとんどしない鶏肉や魚など
・後期:カミカミ期
バナナぐらいの硬さで、薄味の食材
・完了期:パクパク期
肉団子ぐらいの硬さで、薄味であれば、基本何でも食べられる
桃のアレルギー
桃は、離乳期のいつから与え初めても問題はなさそうですが、子供に与えてみて、「痒い」、「痺れる」、「喉に違和感」などを訴えたら、一旦与えるのを中止し、桃のアレルギーを疑ってみましょう。
①桃のアレルギーの原因
・子供の両親に花粉症がある
・子供にアトピー性皮膚炎など、アレルギー症状がある
・・・など
②桃のアレルギーの検査
・子供の両親に花粉症、またはアトピー性皮膚炎の経験があり、子供もアトピー性皮膚炎と診断されている中、桃を食べたことによって口の中や、体の内外に異常が起こった場合は、「桃アレルギー」と診断される様です。
③桃のアレルギー特徴
・痺れや痒みなどの口の中に起こる症状
・赤みやじんましんなどの皮膚に起こる症状
・咳や呼吸が苦しいなど、呼吸器に起こる症状
・まぶたや唇など、顔面に起こる症状
・吐き気や腹痛など、胃腸に起こる症状
・・・など
軽症なら、慣れていくでしょうが、その症状が桃を与えるたびに起こったり、以前よりも酷くなってくる様であれば、命を脅かす自体(アナフィラキシーショック)になりかねないので、桃を与えるのを中止して、受診をお願いします。
まとめ
桃は、離乳期に与えても良いくだものに含まれ、離乳期に入ったら、いつからでも少しずつ与えても良い様です。
桃のアレルギーを含め、アレルギーは、いつ、誰に、起こるか分からないそうなので、普段から、アレルギーを怖がる必要はない様ですが、桃を与えてみて異変を感じたら、桃のアレルギーの可能性を疑って、受診した方が良いかも知れませんね。
アレルギー症状が現われた時に、「このくらい大丈夫!」と過信をしていると、思いも寄らぬ目に遭うこともあり、実際に、アナフィラキシーショックを起こした内の約1割が、危険な状態を経験しているそうですので、ぜひ、受診をおすすめします。
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