「うどんこ病」といえば、植物を栽培する上で気を付けなければならない病気の一つとしてよく挙げられる病気です。
例に漏れずイチゴも「うどんこ病」を発症する事があります。
今回はその原因と症状、そしてうどんこ病を発症させない為の対策をご紹介いたします。
うどんこ病とは
野菜類だけでなく、観葉植物や樹木にまで様々な植物に起こり得る「カビ」が原因の病気です。
進行すると、観葉植物は見栄えが悪くなり、他の植物も生育が悪くなり、最悪の場合枯れてしまう事もある病気だと言われています。
イチゴが発症する「うどんこ病」
うどんこ病は様々な植物がなり得る病気だと言われていますが、各々の植物特有の感染の仕方をします。
具体的に言うと、イチゴのうどんこ病にはイチゴにしか伝染しないという特徴があると言われています。
うどんこ病に発症した時の症状
うどんこ病は「うどん粉(こ)病」と書く事もあるように、うどんの粉のような「白い粉」が付着しているように見えるというのが語源の一説としてあるようです。
その為、葉や実などに「白い粉=カビ」が付着し、白っぽく見えるのが「うどんこ病」の症状だと言われています。
目で見てすぐわかるの?
土に近い部分は比較的湿度も高い状態である事が多い為、下葉から発症する事がよくあるそうです。
その為、チェックしていないと発症し始めの状態を発見することが難しいという事もあります。
しかし、「うどんこ病」の発症の「白い粉のようなものが付着している」状態は目視で十分わかるレベルだと言われています。
下葉以外に伝染してくると思うので、その時に取り除いてしまえば、十分「対処できている」と思います。
うどんこ病の対策
- 水はけのよい土で育てる
- 窒素が入った肥料を与えすぎない
- 間隔を保ち、密集しないように植える
- 毎回同じ場所に植えて育てない
- 薄めた酢などを定期的にスプレーする
うどんこ病も「カビ」の感染による病気である為、「カビが増殖しにくい環境を作る」事が大切です。
その為、水はけの悪い土などでイチゴを育てていると、カビ菌が多く含まれた土で育ててしまう事になりかねない為、十分に注意した方が良いです。
また、希釈した酢をスプレーすると対策になるという声もあるようです。
また、他のカビ対策と同様、泥はねなどからの感染を防ぐには「マルチ栽培」は有効な手段の一つとも言われています。
まとめ
イチゴのうどんこ病についてご紹介いたしました。
やはり高温多湿の環境はカビにとって好ましい環境である事から、しっかりと管理していく事で「カビの増殖」を防ぐ事に繋がるようです。
また、対策として「希釈した酢をスプレーする」というものが上がっていますが、他にも唐辛子のカプサイシンが「うどんこ病」に効くという声もあり、試してみる価値がありそうです。
しかし、うどんこ病をはじめとする「菌による病気」に効くといわれている薬剤は市販されている為、そちらを使って対処するのも良いかと思います。
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