イチゴを栽培していく上で「実の収穫」は、「ゴール」ともいえる程重要な事ですよね。
しかし「栽培していたイチゴの実があまり大きくならない」という悩みを持つ人も少なくないようです。
何故イチゴの実が大きくならないのか、その理由と対策についてご紹介いたします。
イチゴの実が大きくならない理由
イチゴの実が大きくならない原因は様々あります。
そもそも、イチゴの実が大きくなる為には「十分な養分」が必要になります。
基本的には根が土壌の養分を吸い取り、実や葉などに届けます。
また、日光も必要になり、その場合は「光合成」を行い、根の先まで養分を運ぶといった役割を担います。
こういった巡りが悪くなると、収穫時期になってもイチゴの実がなかなか大きくならないといった事態が起こり得ると言われています。
- 1株1株の間の幅が狭く、養分が十分に行き届かなかった
- 受粉がしっかりと出来ていなかった
- 花の咲く時期に「摘花」または、実の成る時期に「摘果」出来ていなかった
特にこの3つは「イチゴの実が大きくならない」といった事態を招く原因としてよく挙げられる理由のようです。
大きい実を実らせる為の対策
まずは、植え替えをする段階で、1株1株の間隔を適度にあける事が大切です。
そうする事によって、光合成もスムーズに行いやすく、実の成長だけでなく、病気の感染予防にもなると言われています。
また、受粉がしっかりと出来ていなかった場合には、人工授粉を行う事で、しっかりと受粉する可能性が高まります。
そして、「摘花」や「摘果」を行う事で、良い実に十分な養分が行き渡り、結果的に大きな実を実らせる事が出来るようです。
摘花、摘実のポイント
花や実が沢山付いている時には適度な「摘花」「摘果」を行う事で、より良い実だけを残し、集中的に養分を行き届かせることが出来ます。
その際に摘むのは「茎が細いもの」など、出来るだけ「少し弱そうなもの」を選び、摘んであげましょう。
また、「摘果」の場合には、形の悪いものや、他のと比べて色が良くないものなどを選んで摘むのが良いようです。
まとめ
イチゴの実が大きくならない場合には、生育過程の様々な要因によって、養分不足などを招き、十分な養分が実まで届かない事が大きな原因としてあるという事がわかりました。
出来るだけ元気な苗を選び、植え替えには適度な間隔をあけ、摘花や摘果などの手入れを行う事で、出来るだけ大きな実が出来るように配慮することが大切になってくるようです。
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