イチゴを栽培していく上で注意しなければならないのは「病気」だけではありません。

「葉」や「茎」または「実」までも食べてしまう恐れのある虫(=害虫)も、イチゴを栽培していく上では気を付けていなければならない存在だと言われています。

今回は、そんなイチゴを狙う害虫の種類や駆除方法、対策についてご紹介いたします。

そもそも「害虫」とは?

 イチゴ 害虫 駆除

地上や土には様々な虫が住んでいます。

イチゴを育てている土壌にも基本的に虫が住んでいるものです。

ただし「害虫」とは、そんな虫の中でも「害を及ぼす虫」の事を指します。

例えば、「葉や茎、実を食べてしまう」または「卵を産み付けて寄生してしまう」などいちごにとって良くない影響を及ぼす恐れのある虫です。

こういった虫を「害虫」とし、発見次第駆除する必要があります。

イチゴを狙う害虫の種類

イチゴを狙う害虫の代表的なものとしては以下の種類があります。

  1. アブラムシ
  2. ダニ
  3. 蛾の幼虫(ハスモンヨトウなど)
  4. シラミ(オンシツコナジラミなど)
  5. ダンゴムシ
  6. ナメクジ
  7. カタツムリ など

これらの虫は、いちごに寄生する事で、いちごの生育不良を引き起こしたり、種類によっては樹液まで吸ったりするものも存在します。

また、最悪の場合「実の収穫が出来ない」「枯れてしまう」といった事も引き起こす可能性もあると言われています。

どうやって駆除すれば良い?

基本的に、いちごを栽培していく上ではあまり「強い薬」は使いたくないというのがあると思います。

その為、早期発見が出来た場合またはピンセットなどで取り除けそうな場合にはそういった自然な対処を行うのが好ましいと言われています。

しかし、ダニなどのとても小さい種類となると、そういった駆除の方法が難しいと言われている為、発生した初期に「ダニトロンフロアブル」などの市販の薬や、「ニッソラン水和剤」などを使用して駆除を行う必要があります。

また、そういった「殺虫剤」等を使わずに駆除できると言われている方法もあり、例えば、ナメクジやカタツムリ対策としては「薄めたコーヒーを撒く」「イチゴの近くにビールを置く」といった方法もあるようです。

こういった方法はあくまでも「多少は効果があるのではないか」というようなニュアンスである場合が多いようなので、改善があまり見られなかった場合には、適した殺虫剤などで駆除するのが好ましいようです。

害虫からイチゴを守る為の対策

「早期発見」が大切だというのは基本ですが、そもそも「害虫被害に合わない」というのが大前提として好ましいですよね。

よく言われている害虫対策・忌避剤として以下の方法があります。

  1. 木酢液を散布する
  2. 牛乳を葉に塗る
  3. CDなどを始めとした光が反射するものを置く
  4. 粘着シートを使う

これらの対策はイチゴの害虫対策に限らず、多くの果物や野菜などの害虫対策としても使えるとされているようですが、必ずしも効果があるという訳ではありませんが、試してみる価値はありそうですね。

また、「光が反射するもの」や「粘着シート」などは園芸コーナーでも販売している事もあり、手軽に試す事が出来そうです。

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  1. 水捌けをよくする
  2. 空気の流れをよくする
  3. 高温多湿になりやすい場所がないかチェックする

特にプランターで栽培している場合などは、底などに虫が溜まってしまうケースがよくあるようです。

暗くジメジメした場所や、高温多湿になりやすい場所は虫が好みやすい傾向にある為、そういった部分がないか今一度チェックしてみるのも対策として良さそうです。

また、こういった環境の整備は「害虫対策」だけでなく他の病気の対策にもなる為、行ってみる価値はありそうですね。

まとめ

害虫からイチゴを守る為には様々な対策がある事がわかりました。

また、イチゴを狙う害虫は多く存在し、種類ごとに適した薬剤などが存在します。

害虫はいちごの生育を遅らせる原因にも」なる為、早期発見し、対処していく事が大切ですね。

また、対策としては家庭にあるもので試せるものも存在し、それぞれの害虫の特徴や習性を逆手に取ったようなものもあり、100%有効とまでは言えなくとも、試してみる価値はありそうだと感じました。

「害虫対策」にしても、「病気対策」にしても、いちごを栽培している環境の整備から行う事が大事のようですね。

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