いちごを栽培している中、そろそろ収穫という時に「実が無くなっている!」「実が欠けている!」といった経験をした事のある人もいる事でしょう。
また、害鳥対策を行っているにも関わらず、こういった事態になっている場合には「虫」が食べているという可能性もあります。
今回は、いちごを食べる虫についてご紹介いたします。
いちごを食べる虫
幼虫・芋虫などは好んで「実」よりも「葉」に害を及ぼす事が多いです。
その為、動物と違い、虫はいちごの多くの部分を狙って食べてしまう恐れがあります。
- アブラムシ
- ダニ
- 蛾の幼虫(ハスモンヨトウなど)
- シラミ(オンシツコナジラミなど)
- ダンゴムシ
- ナメクジ
- カタツムリ など
いちごを始めとする果実を狙う虫の種類は多くあり、早急に駆除を行わなければ、多くの虫がいちごに寄生するといった事態に陥る事があります。
また、目視できるような大きさの虫だけでなく、ダニのように非常に小さな虫となると、発見するのが難しくなります。
それぞれの特徴
- アブラムシ:黒や緑、白色などが主で、葉などに団体でくっついている事が多い。
- ダニ:環境によっては繁殖が非常に早く、早急に対処できないと駆除するのが難しくなってしまう事もある。肉眼で発見するのが難しい。
- 蛾の幼虫:ハスモンヨトウは実よりも葉や茎に集中して害を及ぼす傾向にある。秋や冬前くらいの時期に発生しやすい。
- シラミ:オンシツコナジラミは白色で、葉などに集中して発生する。葉の裏側などに隠れている事もあり、気付いた時には葉が真っ白になっている事もある。
- ダンゴムシ:非常にメジャーな虫だが、いちごを植えている土などにも多く存在する事がある。
- ナメクジ:通るとネバネバとした液を出す事から、発見しやすい。いちごの葉などを食べてしまう。
- カタツムリ:ナメクジと同様にネバネバとした液を出しながら進む。葉を食べてしまう恐れのある虫の一種。
まとめ
いちごを食べる虫は多く存在し、「実」だけでなく「葉」や「茎」を狙う種類が多い事がわかりました。
虫がいちごの「葉」や「茎」を食べてしまう事で、「実」に対する直接的な被害があまり無くとも、いちご自体が弱ってしまったり、枯れてしまったりする原因の1つにもなり得る為、収穫シーズンだけでなく、いちごの栽培を始める段階から注意していかなければならないですね。
また、いちごを食べてしまう虫の中には「肉眼で見えないもの」や、目視が難しい程個体が小さいものも多い為、早期発見が難しいという事がわかりました。
週に何回か特に気をつけて観察する日などを設けたりする事で、早期発見し、対処していければ良いですね。
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